人気ドラマ『イカゲーム』の”おじいさん”こと、呉永洙(オ・ヨンス)に強制わいせつの有罪判決
『イカゲーム』の”おじいさん”として知られる韓国人俳優の呉永洙(オ・ヨンス)が、強制わいせつを行ったとして有罪判決を受けた。エンタメサイト「Deadline」が伝えたところによれば、呉は「嫌がる女性を抱きしめ、頬にキスをした」とされ、最長で禁固8ヵ月を言い渡される可能性があるという。
2021年にNetflixで配信された韓国ドラマ『イカゲーム』は、世界中で一大現象を巻き起こした大ヒット作だ。内容はというと、数百人の一般市民が賞金を求めて命がけのゲームに臨むというサバイバル物語になっている。
画像:Netflix
呉永洙が演じる老人、オ・イルナムは一見ふつうの参加者であり、年のせいもあってあまり勝ち進めそうにないのだが……
ネタばれ注意!
実はこのゲームを生み出した主催者だった、というオチが待っている。
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『イカゲーム』でのリアルな演技が評価され、呉永洙は2022年にゴールデングローブ助演男優賞を獲得。
CNA放送によれば呉は「韓国人俳優としては初めて、ゴールデングローブ助演男優賞を獲得」し、歴史を作ったという。
また、『イカゲーム』シリーズ以外では主に演劇俳優として活動。1963年以来、シェイクスピア作品に出演してきたことで知られており、映画やTVドラマではたびたび修道士の役を務めている。
『バラエティ』誌によれば、『イカゲーム』で一躍脚光を浴びた呉永洙に突如、強制わいせつのスキャンダルが発覚したことで、韓国の芸能界には衝撃が走ったとのこと。なお、事件そのものは2017年に起きたとされている。
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『バラエティ』誌いわく、呉は2017年に2度にわたってセクハラを行ったとして被害者から告発されていた。しかし、事件が再捜査されたのは2022年11月になってからだ。
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また、シンガポール紙『海峡時報』によれば、呉は取り調べに対し一貫して容疑を否認しているとのこと。
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しかし、韓国の水原(スウォン)地方裁判所は2024年3月、呉に対し最長8ヵ月の執行猶予付き禁固刑を言い渡した。
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執行猶予期間は2年あり、その間、呉は模範的な態度を求められることとなる。また、『ガーディアン』紙によれば、「40時間の性暴力啓発講義を受けること」が義務付けられたそうだ。