『スーパーナニー(最高の教育係)』の子育てに関するアドバイス

だれもが悩む、しつけ問題
『スーパーナニー』がお手伝い
依頼人も評価したアドバイスとは
ルーティンを確立する
家族との時間を充実させる
睡眠時間を大切に
威厳を示す
コミュニケーションをはかる
画面を見る時間は制限を
子供をほめよう
食事は無理強いしない
汚い言葉はつかわない
子供の話に耳を傾ける
自主性を促そう
行動制限は明確に
えこひいきをしない
自分を大切に
だれもが悩む、しつけ問題

子育てやしつけについてはどんな親でも頭を悩ませているもの。いくら愛情を注いでいても、ときには子供の態度に我慢ならなくこともあるでしょう。今回はイギリスの子育て番組を参考に、シンプルかつ効果的な子育て習慣をチェックしてみましょう。

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『スーパーナニー』がお手伝い

イギリスのリアリティ番組『スーパーナニー』は、「教育係」のジョー・フロストが依頼者のリクエストに応え、子供のしつけを手伝うという内容。フランス版やドイツ版が制作され、日本でも『子育てリアリティ 出張しつけ相談』というタイトルで放送されました。

 

依頼人も評価したアドバイスとは

『スーパーナニー』で紹介された教育のプロフェッショナルたちのアドバイスは、多くの家族から”効果的”だと認められています。今日から取り入れられて、子供に合わせて応用もできる最高のアドバイスの数々をご紹介しましょう。

ルーティンを確立する

規則正しい生活は子供に安心感を与え、家庭に安定感をもたらします。毎日のルーティンをつくるには、食事時間や、宿題やゲームの時間、就寝時間などを具体的に決めることが重要。また、子供たちに日課を与えることで計画性や時間管理が身につくでしょう。

家族との時間を充実させる

楽しいアクティビティ、一家そろって外出したり食事をしたり、会話を楽しんだりといった家族行事は子供にとっても大切なもの。こうした時間を意識的にとることで居心地のよい環境が生まれ、子供の健全な成長につながります。

睡眠時間を大切に

スーパーナニーの一人、シルヴィ・ジュナリさんは、『ル・パリジャン』紙のコラムで「子どもたちは充分に休めたと感じるほど、生活態度も充実します。子供の健康全般に影響をおよぼす睡眠を確保するため、夜は早めに寝かせましょう。就寝時間を守れるよう眠りやすい環境を作り、本を読むなど一定の習慣をつくるといいでしょう」

威厳を示す

親が威厳を示すことはなにも独裁的になることではありません。子供も家庭のルールに従う必要があるのです。それによって、敬意をもって誠実に人と接するといった価値観を子供に伝え、将来に必要な社会性を育むことにつながります。シルヴィ・ジュナリさんはさらに、親の方でも子供との約束は必ず守り、守れない約束は決してしないこと、それができない場合はきちんと理由を説明することが大切だと説いています。

コミュニケーションをはかる

スムーズなコミュニケーションは親子の絆を深め、お互いの期待やニーズを理解しあうのに役立ちます。子供が安心して自分の気持ちや考えを表現できるよう促してあげましょう。

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画面を見る時間は制限を

コンテンツ豊富なスマホやタブレットは子育ての強い味方かもしれません。しかし、画面の使い過ぎには要注意。スーパーナニーのシルヴィ・ジュナリさんは『ル・パリジャン』紙で、子供が画面を見る時間は制限すべきとしています:「子供が自分の頭で考える時間を奪ってはなりません。画面を見てもいい時間を決め、何よりそれを守らせることが大切。放課後やおやつタイムがおすすめで、就寝前は避けましょう」

写真:Alexander Dummer / Unsplash

子供をほめよう

子供をほめることはとても大切。成績が良かった時はもちろん、前向きな姿勢、日々の小さな努力などを見つけて評価してあげましょう。それにより子供の自尊心が培われ、新たなことに挑戦できる粘り強さが生まれます。

食事は無理強いしない

子供が食事を残したときは、怒らずに接しましょう。自然な食欲は尊重すべきであり、実際にお腹がいっぱいなのかもしれません。スーパーナニーは、そんな時には「少なくとも一口は味見をさせましょう」と勧めています。一人一人のペースで、さまざまな味を発見することが大切。

写真:Tanaphong Toochinda / Unsplash

汚い言葉はつかわない

あたり前とはいえ、おろそかにできない習慣。子供も大人も罵詈雑言は褒められたものではなく、使えば本人の交友関係を損なうことになります。とくにまわりの人を傷つけたり攻撃するような言葉はきっぱり禁止すること。社会のルールを理解して尊重すること、他人を思いやることを学ばせなくてはなりません。

子供の話に耳を傾ける

子供が話しているときはいい加減に聞き流したりせず、しっかり耳を傾けなくてはなりません。こうした傾聴により、子供は大切にされている、話を聞いてもらっていると感じ、心を開いたコミュニケーションができます。

自主性を促そう

子供が自分で課題を終えることはとても重要。一人でやり遂げることで自信がつき、自主性も育まれます。それにより着替えや片づけ、食事の支度など、日常生活に必要なスキルを身につけられるほか、思考力や意思決定力も養われます。

行動制限は明確に

思いやりをもって積極的な子育てをしているなら、子供にはっきりと制限を課しても大丈夫。明確で一貫性のある制限を設けることで子供は安心して行動でき、健全な成長と発達が促されます。

えこひいきをしない

兄弟姉妹がいる場合はひいきをしないように気を付けましょう。スーパーナニーのシルヴィー・ジュナリさんは「やきもちが起こらないよう、一人一人と十分な時間をとることが理想的。年上の子供が平等な扱いを受けないことでかなり苦しんでいます」としています。時間をかけるのがむずかしくても、小さなきょうだいに手がかかるなら、上の子には我慢させずに丁寧に説明をすることが大切。

写真:Kelly Sikkema / Unsplash

自分を大切に

最後のアドバイスは子育てをする親たちのために。高齢出産もあたり前になった今、仕事や子育て、家事と忙しい毎日をやりくりするのは大仕事。ときには自分のための時間を確保して休息をとることも必要です。子供を祖父母やシッターに預け、友達や夫婦で出かけたり、ショッピングをしたり、ひたすらリラックスした午後を過ごしたり、定期的に自分をいたわってあげましょう。

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