ウクライナ:戦場からの最新画像
写真はロシア軍の爆撃を受けたキエフ郊外の様子。軍事力で劣るウクライナを相手にロシアは一方的な攻撃を繰り広げている。
ロシア軍の侵攻開始から24時間あまり、ウクライナ当局の発表によれば民間人の犠牲者数は137人に上っているという。空爆が続くキエフの空はあちこちで煙が上がっている。
2月25日金曜日早朝の状況ではロシア軍がウクライナ各地に侵攻。一方、キエフは多くの建物が爆撃に曝され、首都は陥落寸前の様相を呈している。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、介入に消極的な国際社会に呼びかけを行うとともに、ロシア軍が民間人を標的にしていると批判:「これは悪そのものであり、まったく受け入れがたい」
欧州連合(EU)はウクライナ難民の殺到を予期している。空爆の続く戦場から何万人もの人々が脱出を図っているのだ。写真はハンガリー国境を目指すウクライナ市民の姿。
現地からの報道は混乱しているものの、ウクライナ領を進軍するロシアの勢いは止まらない。一部のアナリストによれば、プーチン露大統領はゼレンスキー大統領に対し、ロシアによるウクライナの実効支配を認める合意文書への署名を迫るだろうとしている。
開戦はないと踏んで普段通りの生活を送っていた人々を突如襲った砲火。ロシアによる攻撃は一体どのようにして始まったのか?
2022年2月24日木曜日の早朝6時、ロシアはウクライナに対する軍事作戦を開始。戦場からいち早く届いた映像によって、すでに犠牲者が出ていることが明らかになった。写真はロシア軍の空爆に曝されたウクライナ北東部の町、ハリコフで撮影されたもの。
キエフの一部地域では、すでにミサイル攻撃による被害が出ている模様。ロシア軍は首都に狙いを定めている。
キエフでは空襲警報が鳴り響き、人々は地下鉄構内に避難を余儀なくされた。いくつかの通信社の報道によれば、ロシア軍はウクライナ領内の少なくとも10の地域に対して攻撃を行っているという。
キエフの街は避難しようとする市民たちで大混乱。安全な地域を目指す人々の車列で、幹線道路には大渋滞が発生している。
大勢の市民が避難を図るキエフのバス停では、写真のような光景が見られた。
キエフ市民は空爆に備えて地下鉄構内に避難しているが、ウクライナ内務省の発表によると、オデッサをはじめとした諸都市ではロシア軍が大規模な展開を行っているという。
深夜のうちに準備を整えていたロシア軍に攻撃命令が下ったのはモスクワ時間の早朝6時。
戦争の行方は予期しがたいものである。ジョー・バイデン米大統領はロシアによるウクライナ侵攻が「破滅的な結果」をもたらすだろうと警告している。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は戒厳令を発令。「ウクライナ軍は応戦している。敵を迎え撃つ準備は整っており、混乱はない。我々は勝利するだろう」
戦闘が行われている一方で、市民たちは生活を続けなくてはならない。写真は預金を下ろすためATMに列をなすキエフ市民。
キエフは攻撃の主要目標になっており、当然、安全な地域への脱出を図る人々も大勢いる。
キエフの顔、聖ソフィア大聖堂は今のところ爆撃を免れているが、不穏な空気を漂わせている。
開戦からわずか1時間で株式市場は大荒れ、天然ガスをはじめとした燃料価格は急騰した。これを受けて各国の首脳陣は頭を抱えている。写真はウクライナ侵攻の対応に追われるベルリンのドイツ外務省職員たち。
戦闘は始まったばかりであり、犠牲者数の増加が予想されるが、開戦直後の時点では民間人の死者8人、負傷者数は不明という情報が流れた。写真はロシア軍の攻撃で軽傷を負ったドネツク地方の鉱山労働者、アンドリー・ボルバト。
ロシア軍の侵攻を受け、ウクライナ各地では軍隊が動員される一方、安全な場所を求めて避難する市民たちの姿も随所で見られる。
ロシアの軍用車両および兵士たちはすでにウクライナ領内を進軍しており、戦闘は今も行われている。