下積み時代にストリッパーをしたことのあるスターたち
2021年、レディー・ガガは米テレビ局のトーク番組『Watch What Happens Live』に出演し、ホスト役のアンディ・コーエンに驚くべき告白をした。
レディー・ガガは18歳の頃、ウェイトレスより稼げるという理由で"エキゾチック・ダンサー"として働いていたことを告白した。「それほど露出しないバーレスクダンスだったし、家族はヨーロッパ出身だったからそんなに変なこととは思わなかったわ。いやらしいこともしなかったしね。ただ、父は同意見ではなかったみたい」
クリス・プラットは2015年にオンラインメディア『バズフィード』のインタビューでこう語っている。「つねに裸でいることが多かった。裸でいるのが大好きだったんだ。自由人だったから、それでお金を稼ぐのも悪くないと思ったんだ」
1公演あたり40ドルで時々パフォーマンスをしていたクリス・プラットは、レギュラーの座を獲得するためオーディションを受けた。「一度だけクラブのオーディションを受けたけど、定職はもらえなかったよ。自分でもダンサーとしてはいまひとつだと思うんだ」と、笑いながら語っている。
TVドラマの『ベイウォッチ』でラニ・マッケンジーを見事に演じ、映画にも出演するようになったカルメン・エレクトラ。女優となる前はプロのストリップダンサーだった。
カルメン・エレクトラは女優として過去の経験を生かしたばかりか、ポールダンスのスキルをさらに他の方面にも活用することにした。自宅でポールダンスを学びたい人を対象に、ポールを使ったダンス・エクササイズDVDを作成したばかりかポールを販売するブランドも立ち上げたのだ。
写真:YouTubeのスクリーンショット
チャニング・テイタムは90年代、チャン・クロフォードという名でお金のために服を脱ぐパフォーマンスをしていた。だがこの仕事は好きではなかったようで、『ピープル』誌に対し「当時を懐かしむことはないよ」と語っている。その時の経験が『マジック・マイク』で男性ストリッパー役を演じることに役立ったとしても、だ。
チャニング・テイタムは『ピープル』誌に対し、「ゴージャスなことなんて何もなかったから、懐かしく思うことはまったくないね」とコメント。
写真:『マジック・マイク』のスクリーンショット
オスカー女優のキャサリン・ゼタ=ジョーンズも、ハリウッドで成功する前にはお金のために服を脱ぎ捨てている。多くのメディアが鼻の整形手術のために"エキゾチックダンサー"の仕事を受けたとしているが、本人はそれについて何も語っていない。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズは、ストリップ界とはまったく関わりをもちたくないようだ。2005年、ネバダ州リノにあるクラブが彼女の画像を無断でウェブサイトに使用した際には、その画像が「セレブとしての価値を希薄にする」と主張し損害賠償を求めた。
大学時代、ブラッド・ピットは「ダンシング・ベアーズ」と呼ばれるグループに所属していた。ピットの学生時代の友人たちは『InTouch Weekly』誌に対し、当時の変わったエピソードについて語っている。
ブラッド・ピットの大学時代の友人であるトーマス・ウィリハンは、同誌に次のように語った:「同じようなグループの女の子が21歳になると、ベアーズは彼女を椅子に座らせ、枕カバーを頭にかぶって登場し、彼女のために踊るんだ」
ハビエル・バルデムは俳優を志す前に、「エキゾチック・ダンス」に挑戦したことがある。バルデムはその経験について『タイムズ』紙にこう語っている:「ジョークのつもりでやってみたんだけど、バーにいた男がそれを見て雇ってくれ次の日には仕事になったよ」
しかしハビエル・バルデムには"エキゾチックダンス"の才能が欠けており、おかげで後に俳優として成功を収めることになる。彼は『タイムズ』誌に対し、「ひどい出来だった。「Leave Your Hat On」に合わせて踊ったけれど、すごく下手だったんだ。母と姉に応援に来てもらわなければならなかった」と語っている。
女優、モデルそしてTVプレゼンターでもあるアンバー・ローズは、2015年に『コスモポリタン』誌のインタビューで、ストリップダンサ―としての過去について語っている。彼女は18歳から25歳まで働いていたこの業界が大好きだったという。
「人生で最高の時だった。女の子たちはみんな本当にクールですごく楽しかったの。男性は私たちに触ることが許されなかったから、性的ハラスメントを受けたことは一度もなかった。私は若くて、美しくて、ステージに上がった時、自分の体を恥じることなんてなかった。しかも生涯の友人も得られたわ」