セレブたちの意外な顔:じつは投資家、パイロット、あるいは画家……
スクリーンで有名な俳優や女優は、もしかすると別の仕事や学問の領域で優れた才能を発揮しているかもしれない。そんな意外な顔をもつ俳優・著名人たちを紹介しよう。
ハリソン・フォードはしばしばヘリコプターを操縦している。その腕前は確かなもので、2000年には自前のヘリで飛び立ち、アイダホ州山中で遭難したハイカーを救助したこともある。
ハーバード大卒のナタリー・ポートマンは心理学の学位を取得している。共著者としてその名をつらねる論文が2本、これまで科学ジャーナルに掲載された。
アシュトン・カッチャーはベンチャー・キャピタルの「Aグレード・インベストメンツ」の共同設立者である。同社はAirbnbやUberなどに投資をおこなっている。
テレビドラマ『ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』で知られているメイム・ビアリクは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で神経科学の博士号を取得している。博士論文のテーマは「青少年の強迫性障害について」。
ドルフ・ラングレンは空手で鍛えたキレのある肉体で知られているが、なかなかのインテリでもある。スウェーデン王立工科大学、シドニー大学、ワシントン州立大学、マサチューセッツ工科大学で学び、シドニー大学では化学の修士号を取得した。
英ロックバンド「クイーン」の伝説的ギタリストは1970年代初め、大学院で宇宙工学を学んでいた。音楽活動が忙しくなって研究からはしばらく遠ざかることになったが、黄道光に関する研究の成果を2007年に博士論文の形にまとめ提出、無事に天体物理学の学位を取得した。
5代目ジェームズ・ボンドとして知られるピアース・ブロスナンは、10代の一時期、画家を真剣に志していた。俳優になってからもこつこつと画作を続けており、個展を開いて自作を販売することもある。収益の一部は慈善団体に寄付されているという。
ジーナ・デイヴィスはアーチェリー選手だった。惜しくもトライアルで敗退したが、2000年シドニー・オリンピックの米国代表にあと少しで選ばれるほどの腕前だった。
医療テレビドラマ『Dr.HOUSE』などでよく知られているヒュー・ローリーは、ブルースのアルバムをこれまで何枚かリリースしている。国外でもピアノ弾き語りスタイルのライブを行っている。
ミラ・クニスは不動産業界においても実績を重ねている。不動産管理や短期の転売などがその得意分野である。
エヴァ・ロンゴリアはカリフォルニア州立大学大学院の修士課程を修了している。専攻は「チカーノ・スタディーズ」。「チカーノ」とは1960年代の公民権運動の時代にメキシコ系移民(メキシコ系アメリカ人)が自らのことを指して使い始めた呼称であり、彼らが独自の学問の場として設定したのが「チカーノ研究」である。エヴァ・ロンゴリアもやはりメキシコ系アメリカ人だ。
演技の世界に入る前、ゾーイ・サルダナはバレエに打ち込んでいた。そのときの経験は俳優になってからも、とりわけ高い身体能力を求められるような場面で役に立っているようだ。
ケン・チョンはコメディアン・役者として活躍しているが、実は元医師である。ノースカロライナ大学の医学部を出て、内科医としての実習期間をルイジアナ州ニューオリンズで済ませている。偶然にしては出来すぎているが、ケン・チョンは医師の役を演じることが少なくない。
おどけっぱなしの「ミスター・ビーン」からは想像がつきにくいが、ローワン・アトキンソンは実はとても知性派で、ニューカッスル大学とオックスフォード大学大学院で電気工学を学んでいる。
サンドラ・ブロックは古い家の模様替えやリフォームといったことに目がなく、物件サイトを訪れてはいろいろな家の内装を見て、リフォームの妄想を膨らませているという。古い建築のたたずまいはそのまま、中身をモダンな水準に合わせるのがサンドラ・ブロックのリフォームの基本的方針だ。
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