「日本一」を誇る全国のテーマパーク:来場数トップや面積最大のテーマパークはどこにある?
子どもから大人っまで時を忘れて楽しめるテーマパーク。秋の行楽シーズンに訪れたい、日本一を誇る全国のテーマパークをみてゆこう。
写真は富士急ハイランド
2023年度は東京ディズニーランドをおさえ、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが年間来場者数日本一となった。前年比3割増しの1,600万人。これは11年連続1位の米フロリダ州ウォルト・ディズニー内のマジックキングダム(1,772万人)、カリフォルニア州のディズニーランド(1,725万人)に次ぐ世界第3位の入場者数だ。
国内最多となる12のジェットコースターがあるナガシマスパーランドは「絶叫マシンの聖地」と呼ばれている。中でも日本一の最高地点(97m)と落差(93.5m)をもつスチールドラゴンは、走路全長でギネスの世界最長記録(2,479m)に登録されている。営業開始当時は高さ、長さ、落差、そして速さのすべてにおいて世界一だった。
フラガールショーで有名なスパリゾートハワイアンズには、高低差(40.5m)と滑走距離( 283m)が日本一のボディスライダー、ビッグアロハがある。ビル10階分の高さから加速して落ちる迫力満点のウォータースライダーだ。
画像:Kyodo / Kyodo News Images
EXPOCITYのOSAKA WHEELは、高さ日本一の観覧車。全高123mあり、大阪市全体を一望できる。また、ゴンドラの底面はシースルーになっているためスリル満点。世界で初めて免震構造が採用された観覧車で、安全面も抜群だ。
日本最古の遊園地は「浅草花やしき」。1853年に植物園として誕生した。震災や戦禍により閉園したこともあるが、1949年に遊園地として再オープン。日本最古のローラーコースターもある。
花のテーマパーク、あしかがフラワーパークは日本一のイルミネーションに認定されている。園内に約500万球のイルミネーションが飾り付けられ、花と光の見事なコラボレーションを楽しむことができる。園のシンボルである大藤の木が映画『アバター』に登場する「魂の木」に似ていることから注目を集め、訪日観光客も急増している。世界的な認知度でも日本一のフラワーパークだ。
富士急ハイランドには日本一どころか世界一のコースターがあった。発進から1.8秒で、最高時速172kmに到達する加速度世界一のドドンパだ。また、落下角度も90度で日本第2位だった。しかし、乗客がケガをする事故が起こり、2024年3月に営業終了となった。
ドドンパはなくなってしまったが、富士急ハイランドには今でも日本一のコースターがある。落下角度日本一の高飛車だ。最大落下角度は121度で、磁石の反発を利用したリニアランチ方式による加速や急旋回で人気を博している。
オランダの街並みを再現したハウステンボスは、日本最大のテーマパーク。敷地面積は152ヘクタールで、東京ドーム33個分となる。また、園内にあるミッフィー専門店は世界最大級だ。