ヘンリー王子、英国への渡航にかかる暗雲

ヘンリー王子、英国へ
ダイアナ妃を偲んで
エリザベス女王の在位70周年祝典
母国を忘れずに
ヘンリー王子、メーガン妃、女王:お互いを許し合うことができるか
メーガン妃の帰還
ヘンリー王子夫妻はバルコニーに立つか?
英国における警護
ヘンリー王子夫妻は司法審査を要求
帰国中のセキュリティ
家族の安全を求める父
生涯付きまとう「安全上のリスク」
今も王室の一員
「リスクはあまりも大きい」
ヘンリー王子は「パイを独り占め」
英国に帰国しないことの表明?
すべては許される?
ヘンリー王子、英国へ

「マリ・クレール」誌によると、サセックス公爵夫妻は今春に開催されるインビクタス・ゲームのために英国に一時帰国する予定。これはヘンリー王子自ら創設した国際的スポーツ大会で、傷病兵や退役軍人が適応型障害者スポーツで競うイベントだ。

ダイアナ妃を偲んで

また、ヘンリー王子夫妻はダイアナ妃に敬意を表してケンジントン宮殿で開催される大規模な祝典にあわせ、9月にも一時帰国をする予定と報じられている。ただし、メーガン妃の参加は新型コロナウィルス感染症対策により不透明だ。

エリザベス女王の在位70周年祝典

もちろん、ヘンリー王子もメーガン・マークルも今夏に行われるエリザベス女王の在位70周年を祝う記念式典「プラチナ・ジュビリー」に参列するため、帰国スケジュールを空けてある。ただし、米国在住の二人が注目を集めて女王の功績がかすむことのないよう、気を配る必要がありそうだ。

母国を忘れずに

ヘンリー王子は2020年に米国に居を移したが、母親の記念碑の除幕式や祖父フィリップ王子の葬儀のために何度か帰国している。

ヘンリー王子、メーガン妃、女王:お互いを許し合うことができるか

エリザベス女王の記念式典「プラチナ・ジュビリー」は、ロイヤルファミリーが関係を修復するための理想的な舞台になるかもしれない。ヘンリーとメーガンの米国移住に伴う苦い思い出を、果たして過去のものとできるだろうか。

メーガン妃の帰還

ヘンリー王子と共にメーガン妃も渡航を決めた場合、2020年に夫妻が王室公務を離れて米国に移住して以来、初めて侯爵夫人が英国を訪れることになる。どういった歓待を受けることになるか、注目が集まっている。

ヘンリー王子夫妻はバルコニーに立つか?

また、エリザベス女王の誕生日を祝う式典「トゥルーピング・ザ・カラー」では、ヘンリー王子夫妻がロイヤルファミリーの一員としてバッキンガム宮殿のバルコニーに姿を見せるかどうかまだ公にされていない。本来ならば、王子夫妻は祝賀パレード等に参加したのち女王と共にバルコニーに立つことになっている。

英国における警護

ヘンリー王子とメーガン妃は2021年初めに王室の上級職を正式に退いた際、英国の税金で賄われる警備を失った。王子は、以前と同じロンドン警視庁による警護を求めて費用を自ら負担することを申し出たが、英国政府はこの要求を却下。

ヘンリー王子夫妻は司法審査を要求

ヘンリー王子は現在、英国内務省の判断を疑問視して司法審査を求めている。つまり、個人負担で警察を雇う権利を要求しているのだ。しかし、デイリー・メール紙によれば内務省は「引き下がらない」構え。もしヘンリー王子が司法審査で勝った場合、高等法院に持ち込まれることになる。

帰国中のセキュリティ

ロイヤル・カップルは現在住んでいるカリフォルニアでも自分たちの警護にお金を払っているが、英国では同じレベルのセキュリティが確保できないと感じている。そのため思うとおりに帰国できないとしている。

家族の安全を求める父

ヘンリー王子の唯一の目的は、英国滞在中の自分と家族の安全を確保し、子どもたちが母国を知ることができるようにすること、ときわめてシンプルだ。

生涯付きまとう「安全上のリスク」

ヘンリー王子の法律代理人は、「生まれながらにして、生涯にわたり安全上のリスクを抱えている」としている。

今も王室の一員

夫妻によれば、王子が本国を離れても「王位継承順位は6位のままであり、アフガニスタンでは戦闘任務を二度経験している。そのため、近年王子の家族はネオナチや過激派からの脅迫をかなり受けている」、「王室内での役割は変わったが王室の一員であることに変わりはなく、家族にもたらされる脅威も同様である」主張。

「リスクはあまりも大きい」

声明はさらに続ける:「英国はつねにヘンリー王子の故郷であり、英国で妻子の安全が確保されることを望んでいる。警察の警護を受けられないことはあまりにも大きな個人的リスクを伴う。ヘンリー王子は2年近く英国における警護を嘆願しており、こうした状況が解決を見ることを望んでいる。」

ヘンリー王子は「パイを独り占め」

『The Express』誌は王室コメンテーターのリチャード・エデン氏の言葉を引用した:ヘンリー王子は「英国の苦しい納税者を犠牲にして、自分だけがパイを手にしようとしている」。エデン氏が主張するように、王子は「警護の権利を失うことは承知の上で大金を手にするため米国に渡ったのだから、警護の自己負担が必要になったのは自然なことだ 」。

英国に帰国しないことの表明?

『The Express』誌はさらに、別の王室コメンテーターであるマレーネ・ケーニッヒの独占インタビューも詳しく伝えている。ケーニッヒは「夫妻に好意をもっている」が、「王子は自分たちの警護を望んでいるが、王子が指摘するような脅威があるならば包み隠さず王子に知らされるはず。彼が主張する脅威とは何なのだろう。英国には来ない、ということの裏返しなのでは」

すべては許される?

王室メンバーの間で過去の出来事が水に流されたのかどうか、これほどまでにヘンリー王子夫妻の主張が取りざたされた後ではまだわからない。しかし、この70年間で学んだことは、女王は誰よりもプロフェッショナルであり、国家のニーズを最優先させるということである。女王陛下、万歳。

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