米歌手マライア・キャリー、実母と姉を同じ日に失う
米歌手のマライア・キャリー(55)は『ピープル』誌に対し、母のパトリシアと姉のアリソンが同じ日に亡くなったことを明かした。
マライアは同誌上で、「母が他界し、胸が張り裂けそうです。しかも、姉まで同じ日にこの世を去ってしまいました」とコメント。
また、最期の一週間は母に寄り添うことができて、不幸中の幸いだったとしたほか、ファンの気遣いやプライバシーへの配慮に感謝の意を表した。
今のところ、2人の死因や死亡時の状況といった詳細は明かされていない。
母のパトリシアはジュリアード音楽院出身のオペラ歌手で、航空機エンジニアだったアルフレッド・ロイ・キャリーと結婚。2人はアリソン、マライア、モーガンという3人の子供をもうけたが、マライアが3歳のときに離婚している。
マライアは歌手としての才能を母のパトリシアから受け継いだと言えるが、母娘関係は波乱に満ちたものだったらしい。
2020年に出版された自伝『The Meaning of Mariah Carey』の中で、マライアは母との関係について「プライドや苦悩、羞恥、感謝、嫉妬、称賛、そして失望がないまぜになったトゲだらけの束縛」と表現している。
それでも、2人は縁を切ったわけではなかった。2010年には、ABC放送のクリスマス特番のために「神の御子は今宵しも/ハレルヤ・コーラス」を親子で歌ったこともあるのだ。
また、マライアは自伝の一部を母についての記述に当て、確執があったとはいえ、パトリシアは最善を尽くしてくれたと思うと書いている。
一方、姉アリソンとの関係はさらに厄介なものだったようだ。マライアの自伝によれば、アリソンや兄のモーガンとは関わらない方が「精神的にも身体的にも安心」できたという。
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