世界各国の迷信やジンクス:ヤギ肉を食べると毛深くなる......?
科学技術と合理主義が支配するこの世界でも、しぶとく迷信は生きながらえている。幸運や悪運の前兆、敵除けのまじない、禁忌……そのスリルにあふれる世界観を垣間見てみよう。
フランスや英語圏の多くの国では、「13」が不吉な数字とされる。とくに月の13日が金曜日にあたるとその日は1日不運に見舞われるとされ、おとなしく家にこもっているのが一番と考えられている。
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フランスと同じような迷信がアルプスを越えたイタリアにも存在する。ただイタリアでは、「17日の金曜日」が最も不吉な日付として嫌われている。
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スペインでは火曜日が不吉な曜日とされる。スペイン語の格言には、「火曜日には結婚するな、船出するな」とある。「13日の火曜日」はさらに不吉だ。
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オランダでは、食卓の席で歌うことが不吉とされる。なぜならそれは悪魔に歌を捧げることになり、トラブルを呼び込むことになりかねないからだ。歌いたいときはシャワールームで。
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デンマークでは、割れた食器を捨てずにとっておくのが慣わしとなっている。割れた食器のストックがたまればたまるほど、多くの幸運がもたらされるという。
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フィンランドでは、クモを殺すと太陽が隠れてしまうという。うっかりクモを潰してしまうと、翌日は雨になるという。
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ロシアの古い迷信では、空のバケツを運ぶことは(あるいはそうしている人を目にすることは)不吉なこととされている。かの地でバケツを運ぶことがあれば、水をいっぱいに満たしておこう。
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エジプトでは、ハサミを弄ぶことは控えなければならない。みだりにチョキチョキするなんてもってのほかだ。とくに、ハサミを開いたままにしておくことは御法度とされている。
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ケニアでは、フクロウは不幸をもたらす鳥と考えられている。よって、フクロウに出くわすのはあまり良いことではない。
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ルワンダでは、女性はヤギの肉を食べるなと言われる。食べると顔が毛深くなってしまうからだという。
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中国では「4」が縁起の悪い数字として人々に避けられている。中国のビルでは4階と14階が飛ばされていたりすることもある。この風習は「テトラフォビア」とも呼ばれ、中国にかぎらず広く漢字文化圏において「四の字」は忌み嫌われている。中国語で「四」と「死」の発音は似ているのだ。
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メキシコには迷信がたくさんある。ここでは、ほうきにまつわる迷信を紹介しよう。誰かがうっかりあなたの足をほうきで掃いてしまったら、あなたの結婚は邪魔されるという。また、ほうきを戸口の裏に隠しておけば、敵を撃退してくれるとされる。
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「鏡を割ると7年間不幸に見舞われる」という迷信は世界各地に伝わっており、その起源は古代ギリシア・ローマにさかのぼることができるという。
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最後に妊婦にまつわる迷信を紹介しよう。妊婦のお腹が丸くふくらんでいたら女の子、お腹が尖っていたら男の子が生まれるという。
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他にも、妊婦が胸焼けを感じると赤ん坊が毛深くなるとか、妊婦が兎に出くわすと赤ん坊がみつ口になるとか、さまざまな俗信が存在する。
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秋田県のある地方では、猫がツバメを捕ると、その猫に翼が生えるという言い伝えがある。
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