肉体改造に成功したウィル・スミス
マッチョな俳優の筆頭ではないにしても、ウィル・スミスは人から羨まれるような肉体の持ち主だ。
じっさい、『ALI アリ』(2001年)、『アイ, ロボット』(2004年)『バッドボーイズ』シリーズ(1995年、2003年)のような映画は、ウィル・スミスの引き締まった肉体がなければ説得力に欠けていただろう。
しかし、コロナ禍があり、ウィル・スミスもやや油断した。ソーシャルメディアで本人自ら告白しているように、体がたるんでしまったのだ。
ついたのがぜい肉だけであれば、まだよかったかもしれない。だが、2022年アカデミー賞受賞式でクリス・ロックに痛烈な平手打ちをお見舞いし、罵詈雑言を浴びせてからというもの、彼には論争もまとわりつくようになってしまった。
この平手打ち事件のあと、ウィル・スミスは入院してリハビリテーションに専念することになり、こころの問題を取り除くことに加えて、体をベストのコンディションにもっていくための決意を固めることになった。
それから1年半あまりが過ぎ、ウィル・スミスはふたたびムキムキになっている。
平手打ち事件の余波から距離をとって、ウィル・スミスは体と心の調子を取り戻すことができたようだ。
写真:Instagram - @willsmith
むろん、ウィル・スミスの心のうちを覗くことは誰にもできない。しかし、体つきだけ見るかぎり、身体的にはこれまでになかったようなベストコンディションにあるという。
たとえば、ウィル・スミスがインスタグラムに投稿したタンクトップ姿の写真を見てみよう。ぜい肉はぎりぎりまで削ぎ落とされ、胸筋と二頭筋(『アイ, ロボット』で観客を驚かせたあの二頭筋!)が復活しているのが認められるだろう。
写真:Instagram - @willsmith
この肉体改造においては筋力トレーニングはもちろんのこと、カーディオトレーニング(ランニングなどの有酸素運動)も大きな役割を果たしていそうだ。たとえば、彼はドバイで5キロの距離を走ったとインスタグラムに投稿している。
「走る前は楽勝だと思ってたけど、気温が38度のドバイで5キロランニングしたら、体が悲鳴をあげてるよ」と、ウィル・スミスは苦笑している。
ドバイでの5キロは、どこか涼しい土地でのハーフマラソンに匹敵するのだ。
ともかく、ファンたちはウィル・スミスの肉体的変化を喜んでいる。なぜならこれは、ウィル・スミスが落ち着いた生活を送り、よい時間を過ごしていることの証だからだ。