母親と仲良しのセレブたち:プレミアに同伴、仕事も一緒に......
故ダイアナ妃は「母親の腕の中はどこよりも心地よい」と語った。実際、セレブたちは母親を大切にし、授賞式に同伴することも多い。今回はつねに愛情に溢れ、子供たちを真摯にサポートする母親とセレブたちをみていこう。
ケイティと母親のメアリー・ハドソンもとても仲良しで、ケイティが出演する音楽イベントによく一緒に登場している。メアリーは夫のフランク・ジョセフ・ペリー・ジュニアと同じくペンテコステ派の牧師で、全米中の教会を訪問していたのだ。
ビヨンセのパートナーとしても知られるラッパーのジェイ・Zは、母親のグロリア・カーターと昔からとても仲が良かった。そんな2人の絆が更に深まったのは、母親から同性愛者であることをカミングアウトされたときだ。ジェイ・Zは母親がやっと自由になれたと感じ、喜びのあまり涙を流したという。
マイリーの母ティッシュは、最初は女優として後にプロデューサーとして映画の世界に関わってきた。後者の肩書きは娘との協働により得たもので、ティッシュはマイリーが主役を演じた『ラスト・ソング』(2010)で初めて製作総指揮を務めたのだ。
『メイドの手帖』のマーガレット・クアリーとアンディ・マクダウェルのように親子で一緒にプロジェクトに取り組むこともある。
レオナルドはブレイクした頃から母イルメリンをプレミアやイベントに伴っている。母親はレオナルドが生まれて1年で離婚したが、息子から父親の存在を奪わないよう隣同士に住むことに同意し、元夫と交流を絶やさなかった。
この画像は2014年のゴールデングローブ賞のパーティのもの。レオナルドとその母、ブラッドリー・クーパーとその母のグロリア・カンパーノが仲良くポーズをとっている。レオナルドは「僕の母は歩く奇跡 」とコメントしたことさえある。
ジェニファーも母子仲が良く、ときに母親をステージに上げるほどだ。しかし、ジェニファーは18歳の時に将来について母親と激しい口論になり、家を飛び出している。当時ジェニファーは勉強よりもダンスに夢中で、当時母親との溝は深まる一方だったのだ。
ブラッドの母親ジェーン・エタ・ピットも、息子のプレミア上映会の常連だ。いかなるときもブラッドの味方であり、アンジェリーナ・ジョリーに対しても批判の矛先を向けている。また2012年に『Springfield News-Leader』紙に同性婚とそれを支持するオバマ大統領を批判する投稿文を送ったことで、大きな論争を巻き起こしたこともある。
セレーナの母マンディ・ティーフィーは、娘と同じく若い時に演技の世界に飛び込み、舞台女優として活躍していた。そのためセレーナにとって母親は大きなインスピレーションの源だったが、21歳の時、長い間マネージャーを務めていた母を解雇した。母親はそれに大きなショックを受けたものの、互いに恨むことなく2人は良好な関係を維持している。
母への愛を惜しみなく示すサッカー選手の代表格がロナウド。母ドローレスはどこであれ息子の試合に駆け付けていたが、ストレスと緊張で何度か失神したことから最近は観戦に来ないよう説得されている。
メキシコで生まれた女優サルマと、スペイン出身の母親ダイアナ・ヒメネス・メディナはそっくりな二人。そしてサルマいわく、音楽と芸術に情熱を注ぐようになったきっかけが母親の存在だった。
カナダ出身のラッパー、ドレイクは、NBAのトロント・ラプターズの大ファン。母親のサンディ・グラハムと一緒に応援している姿がよく目撃されている。ドレイクは2018年のヒット曲「God's Plan」をはじめ、いくつかの曲で最愛の母親に詩を捧げている。
俳優のジェイクは、母親のナオミ・フォナー・ギレンホールを伴って自身のプレミアに出席することが多い。そもそも映画プロデューサー兼脚本家として生涯現役を貫く彼女にとり、ハリウッドは庭のようなものだ。2013年にサンダンス映画祭で賞を獲得した『少女が大人に変わる夏』で監督とプロデューサーを務めたのもナオミである。
ジャレッドは『ダラス・バイヤーズクラブ』(2014)で助演男優賞を獲得した際のスピーチで、母親のコンスタンス・レトにも言及、人生において最も重要な女性の一人で、人生の師でパートナーでもあるとした。コンスタンスは息子を生んでまもなく離婚、10代でシングルマザーとなった。決して楽な人生ではなかったはずだが、ジャレットの成功で報われたのではないだろうか。
2人の息子たちはアーリン・フェニックスに大きな悲しみと喜びをもたらした。兄リヴァーは23歳で死去、弟のホアキンは俳優として大成功を収めた。ホアキンは母親に大きくインスパイアされたほか、母の存在のおかげで自分の道を見失わずにいられると語っている。とはいえ第92回アカデミー賞のレッドカーペットでは肝心の母親を見失い、報道陣の前で捜索劇を演じて笑いを誘った。
ジャスティンと若い美人ママと知られるパティ・マレットの関係は複雑だ。二人は仲のいい親子だったが、プライベートなことから関係がこじれ、口もきかなくなってしまった。それでもジャスティンはつねに「何があっても」母親を愛しているとコメントしている。
クリス・ジェンナーはキム・カーダシアンの母親であるだけでなくマネージャーでもある。さらにアメリカで自身のトーク番組『Kris』(2013)をもつプロデューサーで、自身の家族が出演する有名なリアリティ番組には家長として出演していた。
ジャスティンと母親のリン・ボマー・ハーレスも一緒にいるところをよく目撃されている。ジャスティンが幼稚園に通っていた頃に両親は離婚、のちに2人とも再婚した。母親は美容製品の卸売販売業に従事している。
キアヌの母、パトリシア・テイラーは衣装デザイナーで、デヴィッド・ボウイなどの有名なロックスターの衣装を手掛けている。そんな母親の人脈のおかげで、幼いキアヌと家族は多くの業界関係者に会うことができた。例えば、キアヌが子どもの頃ベビーシッターを務めたのはミュージシャンのアリス・クーパーだ。
2人の大女優、それがケイト・ハドソンとゴールディ・ホーン母娘だ。美貌が受け継がれたばかりか、2人ともハリウッドで素晴らしいキャリアを築いている。
マットの母親であるナンシー・カールソン=ペイジは、レズリー大学で幼児教育の教授を務めている。作家でもあり、メディア暴力、紛争解決、平和な教室、グローバル教育などについての5冊の本と数え切れないほどの記事を執筆している。
マシューと母親のメアリー・キャスリーン・マッケイブの仲は、1990年代を通じて波乱に満ちていた。マシューの家に母親が隠しカメラを設置し私生活を暴露したことをきっかけに、お互い口をきかない時期が何度もあった。しかし現在はすっかり関係修復され、同居するほどになっている。
オーランドの母親ソニア・コンスタンス・ジョセフィーン・コープランドは、インドの英国領カルカッタで生まれた。オーランドは医者の家系に生まれたが、別の道を選び映画界で大成功を収める。その成功を共に喜び、オーランドが批判にさらされた時は公に息子を擁護する発言をしている。
母親であるメラニー・グリフィスに強く影響されつつ、ダコタは女優となり映画界で確固たる地位を築いた。ダコタはメラニーを「とてもクールなママ」と呼んでおり、2人の関係は大変良好だ。
ピアースは、母親のメアリー・メイ・スミス(現在88歳の典型的な英国人女性)を深く敬愛している。ピアースは自身のプレミア上映会やショッピングなどに同伴し、楽しい時間を共有している。
ライアンは母親のドナを誰よりも慕っている。インタビューで「母は一人で僕を導いてくれた。人生における本当のヒーローだ」と明言している。ライアンは家族の大いなるサポートがなければ、俳優の道に進むことはなかったとしている。
シルヴェスターと母親のジャッキーも仲が良かった。過去形なのは2020年に、母親が98歳でこの世を去ったからだ。アメリカでよく知られる占星術師だったジャッキーは、体操の世界に熱心な家系に生まれ育ちやがて女子レスリングの先駆者となった。そのときの経験は息子のシルヴェスターにも受け継がれている。
ウィルは数えきれないほどの映画のガラやイベントに母親を同伴している。学校事務の仕事をしていた母キャロライン・ブライトを、ウィルは自分をこの世に生んでくれた女性として敬愛している。
キャリーとデビーは母娘としてつねに深い愛情と絆で結ばれていた。二人とも演技の世界に人生を捧げ、娘のキャリーは『スター・ウォーズ』シリーズのレイア役で知られ、母親のデビーは雨に唄えば』をはじめ数多くの名作に出演した。仲が良すぎたためか、キャリーが2016年に心臓発作で亡くなると、2日後に母親もこの世を去っている。
トムの母親メアリー・リー・サウスは2017年に80歳でこの世を去った。トムが出席する授賞式に頻繁に姿を見せ、多くのプレミアにも出席していた。二人はとても仲が良く、俳優になるというトムの夢を後押ししたのも母親のメアリーだった。