世界各国にある美しい日本庭園
池や築山、それを取り巻くさまざまな植物などで自然の世界を表現した日本庭園は、国内だけではなく海外にも数多く存在する。今回はその中から名園とされるものを追ってみよう。
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画像:Unsplash/Samuel Berner
1992年にロンドンで開催されたジャパンフェスティバルを記念して、高級住宅地に広がる公園ホランドパーク内に造成された京都庭園。2012年にはその隣にも日本庭園がおかれ、前年の東北大震災に関する英国からの支援に感謝して「福島庭園」と名付けられた。
フランスの実業家、アルベール・カーンの邸宅を改装した美術館の敷地に広がる日本庭園。日本から造園家を招へいし、茶室や日本家屋を移築するなど本格的なつくりとなっている。美術館は隈研吾の設計で6年をかけて改修工事が行われ、2022年に再開した。
シンガポール政府の発案により造られた日本庭園。造園家である中根金作が設計し、1971年から1973年にかけて建設された。大きな池を中心にした池泉回遊式庭園で、中島には朱塗りの太鼓橋が渡されている。一時期荒廃していたものの、5年にわたる修復を経て今年9月8日にリニューアルオープンした。
ハンブルク市の広大なプランテン・ウン・ブローメン公園内にも日本庭園がおかれている。1988年に造園家の荒木芳邦が設計したもので、敷地面積は5千平方メートルとヨーロッパにある日本庭園としては最大規模を誇る。
1997年に完成した「白紅園」はポーランド国内最古の日本庭園。1913年の万国博覧会の際にフリッツ・フォン・ホッホベルク伯爵の発案で、日本から造園家の新井万吉を招聘して造られた。洪水被害などにあったものの、改修を終えて1999年に再オープンした。
山口市とパンプローナ市の姉妹都市提携を祝って1997年に造成された日本庭園。8万平方メートルという広大な敷地に、サクラやイチョウ、シダレヤナギ、ヒノキ、カエデなど日本由来の樹木が数多く植えられている。
オレゴン州ポートランド市の都市公園内にあり、海外にある日本庭園の中でも最高傑作のひとつとされる。1963年に造園家の戸野琢磨が設計し、池泉回遊式庭園や枯山水などさまざまな庭園様式が配された。
画像:Unsplash/Shavonne
サンフランシスコの都市公園、ゴールデン・ゲート・パーク内にある日本庭園で1894年の国際博覧会を機に造成された。2万平方メートルという広大な敷地にはたくさんの鯉が泳ぐ池、サクラを始めとする日本の樹木、五重塔を始めとする伝統的な建築物がおかれている。
画像:Unsplash/Antonio Gabola
ブリティッシュコロンビア州で命を落とした新渡戸稲造を記念し、1959年から1960年にかけて造られた日本庭園。池泉回遊式庭園と茶室「一望庵」を配した茶庭が特徴で、2009年7月に当時の明仁天皇と美智子皇后が訪れている。
1967年に当時の皇太子夫妻のアルゼンチン訪問に合わせて造られた庭園。設計は猪又康夫が手がけた。石灯篭に赤い太鼓橋、茶室や鐘つき堂などが配されたほか日本の植物も数多く植えられ、ゆったりとした日本情緒を満喫できる。
ブラジル南部の都市クリチバはサンパウロに次いで日系人が多いことで知られる。日本庭園は日本人移民を記念して1962年に完成。1万4,000平方メートルの敷地には鯉の泳ぐ池があり、日本から寄贈されたサクラの木や石灯篭などが配されている。また、姫路市と姉妹都市であることから姫路城の模型も置かれている。
画像:Unsplash/Alice Yamamura
シドニーから西へ約300キロ向かった先にあるカウラ市にある日本庭園。中島健が設計し1979年に完成した。5万平方メートルの広大な回遊式庭園で、この形式では南半球最大規模を誇る。さまざまな種類のサクラの木が植えられ、毎年開花の時期には桜祭りが開かれている。