綾瀬はるか:生い立ちから国民的女優になるまでの軌跡
女優の綾瀬はるかが2025年に40歳を迎える。今回は、2000年に芸能界デビューしてから現在まで、変わらぬ美貌と魅力でファンを魅了し続けている国民的女優、綾瀬はるかの軌跡を追って行こう。
綾瀬は1985年3月24日に広島県で生まれた。『週刊新潮』誌によれば、実家は農家で、帰省した際には頬っかむりをして農作業に勤しむという。腕前はプロ並みとされ、一番好きな作業は出荷する野菜を切りそろえ、グラムを量り、袋に入れてシールで封をする作業だという。
「リクナビ」のインタビューによれば、高校1年生の時に友人に誘われて、軽い気持ちで「ホリプロタレントスカウトキャラバン」のオーディションを受けた。合格するも明確な目標がなく、グラビアの仕事で水着を着るのも恥ずかしく「もう辞めたい」と考えたことが何度もあったという。
同インタビューによれば、転機となったのがドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)で、「初めて心の底からこの役をやりたい」と思ったという。オーディションに臨み、ヒロイン役を手にすると「この作品をやり切ったら、やめてもいい」という気持ちで撮影に挑んだという。
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この作品をきっかけに一躍注目を浴びるようになり、2006年には主演したショートフィルム『たべるきしない』のテーマ曲『ピリオド』で歌手デビューも果たした。この曲はオリコンチャート初登場で8位を記録している。
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単独でのドラマ初主演となる『ホタルノヒカリ』(2007年)では、会社では優秀なOLだがプライベートでは恋愛も含め何事も面倒くさがるヒロインを演じた。この作品は社会現象を巻き起こすほどのヒットとなり、続編に加え映画も制作され、いずれも綾瀬が主演を務めた。
2013年にはNHK大河ドラマ『八重の桜』で、「幕末のジャンヌ・ダルク」と呼ばれたヒロインを演じた。「オリコンニュース」によれば、当初は銃を手に戦うアクションシーンなどは吹き替えを予定していたが、綾瀬の運動神経の良さから本人が演じることになったという。
是枝裕和監督の『海街diary』(2015年)では4姉妹の長女を熱演。この作品はカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、4姉妹を演じた綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが是枝監督と共に出席。美しいドレス姿が大きな話題となった。
NHKの放送90周年を記念して、2016年より3年をかけて大河ファンタジー『精霊の守り人』が放映された。綾瀬は全22話を通して主人公である短槍使いの女用心棒、バルサを務めた。
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2023年には木村拓哉が織田信長、その妻を綾瀬が演じた映画『レジェンド&バタフライ』が公開。東映70周年を記念した総製作費20憶円を超える超大作だった。
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『リボルバー・リリー』(2024年)ではダークヒロインを演じ新境地を切り開いた。また、同作品で『おっぱいバレー』(2009年)、『海街Diary』に続く3度目の日本アカデミー賞優秀主演女優賞を獲得している。
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ビデオリサーチは年に2回「タレントイメージ調査」を実地している。綾瀬は2024年8月に通算19回目となる1位を獲得。前回に続き女性タレントの1位獲得回数最多記録を更新した。
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プライベートでは「何よりも食べることが好き」と語る綾瀬は『ハルカノイセカイ』で世界を食べ尽くしている。これは綾瀬が世界10都市で食べ歩きをするフォトブックシリーズで、現在第5弾まで刊行されている。
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食べることが好きな綾瀬は、自他ともに認める大食漢だ。『サンケイスポーツ』紙によれば、「普段から、すっごい食べます。みんなから驚かれるほどです」と語っているという。
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きらびやかな世界で活躍を続ける綾瀬だが『美的』誌によれば、お店の紙袋、お菓子のかわいい箱、10年着ているパジャマなどを「もったいない症候群」で捨てられないという。くたくたになって馴染む感じが心地よいパジャマはそろそろ新調しようと考えているが「でも、お店の紙袋は絶対に捨てられない気がします」としている。
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最新作は、2024年11月8日に公開された『ルート29』だ。気鋭の森井勇佑監督のもと、主演の綾瀬がハンドルを握るロードムービーだ。今後も人気No1の国民的女優から目が離せない。
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