シンガーソングライターの酸欠少女さユり(28)が逝去:『僕のヒーローアカデミア』等の楽曲がヒット

酸欠少女さユりが28歳で逝去
人気アニメに楽曲を提供
福岡市出身
ギターを手に入れて弾き語りを始める
「Music Revolution」で優勝
デビュー曲がアニメに起用される
数々のアニメでエンディングを飾る
弾き語りはポンチョを着て
今年3月に結婚
結婚から半年で他界
機能性発声障害
酸欠少女さユりが28歳で逝去

9月20日、シンガーソングライターの酸欠少女さユりが28歳の若さで他界した。同月27日、夫でユージシャンのヤマアラシが、さユりの公式SNSへの投稿を通じて明らかにした。

 

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画像:taltalasuka / X, unless otherwise stated

 

人気アニメに楽曲を提供

さユりはシンガーソングライターとして人気アニメシリーズに楽曲を提供し、国内外に多くのファンを抱えていた。また、ロックとポップを合わせた独自のスタイルで、キャリアを通じてオリジナルアルバムを発表している。

 

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福岡市出身

さユりは1996年6月7日、福岡市に生まれた。『rockin'on』のインタビューによれば、小学校の頃から「なんて普通の声なんだ」と思っていたという。

 

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ギターを手に入れて弾き語りを始める

しかし、小学生時代に音楽に関心を持ちはじめてギターを手に入れると、中学生時代に作曲を始めたという。その後弾き語りのユニットを結成し、福岡市内外でライブ活動を開始した。

「Music Revolution」で優勝

2012年、15歳でヤマハ主催の音楽コンテスト「Music Revolution」に出場し、JAPAN FINALEで4,123組の中から出場者最年少でみごとグランプリを受賞した。その後、音楽で身を立てるために高校を中退して上京したと共同通信が伝えている。

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画像:Cydwæise, WikiMedia

デビュー曲がアニメに起用される

東京に居を構えたさユりは、2015年に1stシングル『ミカヅキ』をリリースしてメジャーデビューを実現させる。さらにこの曲がフジテレビのアニメ『乱歩奇譚 Game of Laplace』のエンディングに起用されたことで、たちまち名を知られるようになった。

数々のアニメでエンディングを飾る

翌年に発表した2ndシングルもフジテレビ系アニメ『僕だけがいない街』で起用された。さらにさユりの作品は『ゴールデンカムイ』や『僕のヒーローアカデミア』等のエンディングテーマに取り上げられ、人気シンガーソングライターとしての地位を確立していった。

弾き語りはポンチョを着て

さユりはその特異なスタイルでも知られている。ストリートライブを行うときはポンチョを着て通りに現れ、地面に座布団をおき、その上にあぐらをかいてギターを掻き鳴らすのだ。

今年3月に結婚

プライベートでは今年3月18日に音楽ユニット「ミセカイ」のアマアラシと結婚したことを、SNSへの投稿を通じて報告している。

結婚から半年で他界

しかし、さユりは結婚の報告からわずか半年でこの世を去ってしまった。夫アマアラシの投稿によれば、さユりは最期まで持病と闘っていたという。

機能性発声障害

さユりは今年7月、自身のSNSアカウントを通じて機能性発声障害を発症したことを公表し、「声が震えたり裏返ったり掠れたり筋肉が意思と反した動きをしてしまい、歌うことが難しい状況が続いています」と明かしていた。急逝したさユりの冥福を祈りたい。

 

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