高い知能の持ち主に共通する特徴:あなたはいくつ当てはまる?
高い知能の持ち主のなかには、騒音や眩しい光、物の手触りといった環境刺激に対して特に敏感な人がいる。これは知覚に対する感度が通常よりも高いせいかもしれないと『Psychology Today』誌は指摘している。
本人にとっては自然な行動でも、周囲の人の目には奇妙なふるまいに見えることがある。しかし、そうした行動は多くの場合、知能の高さに由来するものかもしれない。では、高い知性の持ち主には具体的にはどういった特徴があるのだろうか。
スペインのメンタルクリニック「Athenea Psicología」によれば、完璧を追求する一貫した姿勢は、高い知能の持ち主に広く認められる傾向という。この性格は、細部への執拗なこだわりであったり、仕上がりになかなか納得しない様子からも見て取れる。
メンタルヘルス情報サイト「La Mente es Maravillosa」によると、高い知能の持ち主は長い時間ひとりで過ごすことを苦にせず、むしろ人との関わり合いで極度の疲労を感じるケースがある。したがって、そういう人は内向的で、ひとりでできる活動を好むという。
サイエンス情報サイト「Enséñame de Ciencia」の指摘によれば、高い知能を持つ人はしばしば、普通の人とは異なったものに惹かれる。このような人々は、あまり一般的でなかったり人気がなかったりする学問や趣味の分野に好んで時間を費やすことがあるのだ。
頭の良さはしばしば、洗練されたユーモアのセンスと関連づけられる。BBCの解説によると、高い知能の持ち主のユーモアは独特の皮肉やウィットを含んでいるため、誤解されてしまうことも少なくないようだ。
フリーペーパー『20 minutes』のスペイン語版によれば、高い知能の持ち主のなかには、一般的でない睡眠パターンを持つ人がいる。そのような人は脳が盛んに活動しているため入眠が困難になってしまったり、はっきりと夜型になったりする場合があるという。
『Psychological Science』誌に掲載の論文によると、知能の高い人は「何かを始める前に目標をはっきりとさせ、目標にいたる道筋を検討、達成後のヴィジョンまで視野に入れる」ことにより、衝動的な行動を避けることができるという。
枠組みにとらわれない思考がクリエイティブかつ独自性に溢れたアイディアを生み出し、これまでにない解決法や革新的なメソッドにつながるケースはよくある。しかし、心理学情報サイト「MundoPsicologos」によれば、そのような思考を好む人は風変わりな人物だと思われてしまいがちとされる。
ニューメキシコ大学の研究によると、高い知能の持ち主は固定観念を捨て去り、斬新な視点や意味合い、概念として再構成することができるという。
高い知能の持ち主は、よく知らない事柄について自分の無知を認めることができる。逆に、知的能力の低い人が自分の力を過大に評価してしまう傾向をさして、ダニング=クルーガー効果と呼ばれている。
知能がとても高い人々は、これまでとまったく異なる環境に置かれてもうまくゆくことが多い。ビジネス特化型SNS「LinkedIn」によれば、高い知能の持ち主は自分のふるまいを改め、周囲の変化に適応することができるからだ。
かけ離れた概念を結びつけることは、高い創造性のしるしである。スペインの『El Confidencial』紙が論じるには、頭脳明晰な人は類推の能力に長けているという。とても複雑な内容を誰にでもわかるように説明することができるのだ。
優れた観察眼をもってすれば、人々の機微や機械の仕組み、あなたを取り巻く状況の背後にあるメカニズムを見出し、現実を深く理解することができるはずだとスペイン紙『ラ・ラソン』は主張している。真に賢い人物は、じっと黙して観察に徹する。
自分の利益を確保しつつ、他者の立場に配慮できるというのも知能の高さを示す証拠だ。いつものびのびと振る舞いながら、それでいて誰かを食い物にしたり、踏みつけにしたりしない人は、優れた知能の持ち主といえる。
以上のような特徴について、その大部分が当てはまるとしたら、あなたはきっと知能の非常に高い人だ。それゆえの悩みもあるかもしれないが、長所であるとポジティブに捉えてもよいだろう。ただ、誇示してしまうと角が立ちそうではある。
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