25年前のスターたち:1997年の『タイタニック』プレミア上映会

時は1997年
レオナルド・ディカプリオ、母と祖母と共に
23歳のレオナルド・ディカプリオ
アシュレイ・ジャッド
ルパート・エヴェレット
ビル・パクストンとルイーズ・ニューベリー
リー・トンプソン
ジェニファー・ティリー
ケイト・モスとメグ・ギャラガー
ソーラ・バーチ
フラン・ドレシャー
ロージー・オドネル
リンダ・ハミルトン
セリーヌ・ディオンとルネ・アンジェリル
フランシス・フィッシャー
アーノルド・シュワルツェネッガーとマリア・シュライバー
ヴィクター・ガーバー
クリスティーン・バランスキー
エリク・ラ・サル
ゲイリー・シニーズとモイラ・ハリス
ホーリー&テリー・マンデル夫妻と娘
ジョン・リスゴー
メル・ギブソン
バーバラ・パトリックとロバート・パトリック
シルヴェスター・スタローン
エリー・サマハとティア・カレル
イライジャ・ウッド
ブラッド・ジョンソン
ケイト・ベッキンセイル
ジュリア・オーモンド
カイリー・ミノーグ
レイ・リオッタ
時は1997年

1997年の年末、映画史に残る名作となる『タイタニック』のプレミアが開催された。ジェームズ・キャメロン監督が指揮を執ったこの作品は史上最高の興行収入を記録。2009年に同監督による『アバター』がその記録を塗り替えるまで、『タイタニック』は興収1位という輝かしい記録を保ち続けた。

レオナルド・ディカプリオ、母と祖母と共に

25年を経て、ファッションやレッドカーペットに対する価値観は大きく変化した。今回はロサンゼルスとロンドンで行われた『タイタニック』のプレミア試写会に参加したセレブたちのスタイルを見ていこう。

 

23歳のレオナルド・ディカプリオ

23歳を迎えたばかりのレオナルド・ディカプリオは『タイタニック』に主演したことで世界的スターの仲間入りをした。以来20年余り、ハリウッドを代表する大物俳優として揺るぎない地位を保っている。とはいえ、カリフォルニアで開催されたプレミア試写会で着用したシャツとネクタイはまるでシニア世代のよう、フィットしているとは言いがたい。

アシュレイ・ジャッド

当時29歳のアシュレイ・ジャッドは、高いファッションセンスで知られるハリウッドスターだった。ただし、プレミア試写会が行われた20世紀末にはモノトーンが流行っており、だれもがブラック、グレーやブラウンの服を身に着けていた。

 

 

ルパート・エヴェレット

ルパート・エヴェレットは90年代に数多くのロマンティック・コメディ作品に出演した、当時を代表するイケメン俳優だ。たとえ真冬でもオープンカラーのシャツ姿が許される稀有な俳優の1人である。

ビル・パクストンとルイーズ・ニューベリー

ビル・パクストン(2017年死去)と出産間近の妻ルイーズ・ニューベリーもプレミア試写会で話題を呼んだ。その後、夫妻は息子ジェームズ(1994年生まれ)と娘リディアに恵まれている。

リー・トンプソン

どんな衣装もスタイリッシュに着こなすリー・トンプソン。姿を現すだけでまわりの空気をがらりと変えてしまう、昔も今もそんな魅力を持つセレブの1人だ。

ジェニファー・ティリー
プロのポーカープレーヤーになる以前、つまり80、90年代のジェニファー・ティリーは映画界の伝説的女優だった。どんな映画祭でも、彼女が出席すると大きく盛り上がったものだ。なお全身ブラックのコーディネートは、キャリアを通じてトレードマークとなった。
ケイト・モスとメグ・ギャラガー
当時23歳のケイト・モスは、招かれたイベントのすべてで注目の的となっていた。その美しさ、気品、個性的なファッションと魅惑的な笑顔に誰もが心を奪われていたのだ。

 

ソーラ・バーチ

意外だが、プレミア試写会が行われた当時、ソーラ・バーチはまだ15歳だった。大人っぽく(しかも相当な年配に)見せたいなら話は別だが、この時のファッションが正解だったとは言いがたい。

フラン・ドレシャー
TVドラマ『ザ・ナニー』で有名なフラン・ドレシャーは快活そのもの。遊び心のある衣装で登場し、プレミア試写会参加者の中でもとりわけ注目を集めたセレブの1人である。
ロージー・オドネル
当時テレビのコメディー番組の花形で、ハリウッドのスターセレブの1人であったロージー・オドネル。

 

リンダ・ハミルトン
なぜか当時は誰もが黒に身を固めていたが、『ターミネーター』でサラ・コナー役を演じたリンダ・ハミルトンは、少なくとも袖をシアー素材にしたドレスをチョイス。当時、彼女は『タイタニック』の監督ジェームズ・キャメロンのパートナーだった。

 

 

 

セリーヌ・ディオンとルネ・アンジェリル
映画に出演することなく、『タイタニック』の主役になったセリーヌ・ディオン。主題歌『My Heart Will Go On』はアカデミー賞受賞を始め、世界中に大きな旋風を巻き起こした。よく似合う黒のドレスに身を包んだ彼女は、夫でマネージャーのルネ・アンジェリルと共にプレミア試写会に登場した。

 

フランシス・フィッシャー

クリント・イーストウッドの元パートナーのフランシス・フィッシャーは、よく鍛えられたボディを周囲にアピール。そう彼女は文字通り、たくましい女性なのだ。

アーノルド・シュワルツェネッガーとマリア・シュライバー
当時の2人は絵に描いたように幸せな家庭を築いており、後年のスキャンダルについて想像だにしていなかっただろう。ただし衣装は地味な色合いだったため、撮影時は何度もフラッシュをたく必要があった。

 

ヴィクター・ガーバー
タイタニック号の造船設計者で船内では数少ない良識人の1人だったトーマス・アンドリューズを演じたヴィクター・ガーバー。このプレミア試写会で最もエレガントな俳優の1人だった。

 

クリスティーン・バランスキー

ハリウッドを代表する名女優の1人であるクリスティーン・バランスキー。レッドカーペットでは大きな魅力を振りまいた。

エリク・ラ・サル

当時『ER』で大ブレイクを果たしたエリク・ラ・サルは、そのおかげでこのプレミア試写会に招待されることになった。

 

ゲイリー・シニーズとモイラ・ハリス

このスーツはまさにゲイリー・シニーズのイメージにピッタリなのだろう。

ホーリー&テリー・マンデル夫妻と娘

ホーウィー・マンデルにも髪がある時期があった。(写真)長い月日が経過し、色々なことが起きたが、その笑顔はいつも素敵だ。

 

ジョン・リスゴー

ジョン・リスゴーが1997年当時と現在でほとんど印象が変わらないのは、一体どういうことなのだろう?

 

メル・ギブソン

『タイタニック』のプレミア試写会でセレブが着用した衣装は、なぜどれもこれもオーバーサイズ気味なのだろう?90年代後半からの10年間に流行ったファッションについては忘れてしまう方がいいかもしれない。ただし、衣装は別としてメル・ギブソンがイケメンであったことは間違いない(もちろん現在も)。

バーバラ・パトリックとロバート・パトリック

ジェームズ・キャメロンが『ターミネーター2』に登場する映画史上きっての悪役の1人「T-1000」役にロバート・パトリックを起用したことから、このプレミア試写会に彼が出席しないわけはなかった。鮮やかなスカイブルーのシャツを着たロバートは、色彩を取り入れた数少ない参加者の1人となった。

 

シルヴェスター・スタローン

1980年代から2010年までのシルヴェスター・スタローンは外見がほとんど変わらない。年齢がわかりにくいこと、それが彼のポイントだ。

エリー・サマハとティア・カレル

90年代を代表するセレブカップル、エリー・サマハとティア・カレル。レッド・カーペットで魅せる方法を心得ているティア・カレルは、今回のプレミア試写会でもハットを使わず眼鏡だけで一目置かせるという見事な手腕を発揮した。

イライジャ・ウッド

プレミア試写会が行われた当時、イライジャ・ウッドはまだ16歳で、今も若々しいルックスを維持している。ただ時間が経つにつれ、自分のサイズに合った洋服を着るようになったのは明らかだ。

 

ブラッド・ジョンソン

ブラッド・ジョンソンの活躍は、ランドール・マンローの著書『『ホワット・イフ...?』みたいなものだ。俳優としてのキャリアに見るべきものは少ないが、少なくとも『タイタニック』のプレミア試写会というエクスクルーシブな会に参加し、真っ白なシャツで最もエレガントな参加者の1人になれたことは確か。それが品格というもの。

 

ケイト・ベッキンセイル

当時24歳のケイト・ベッキンセイルは、ハリウッドの期待の星だった。アニマルプリントの衣装に加え、真っ赤なルージュを引くだけで人々の視線を釘付けにする、そんなピュアなカリスマ性を携えていた。

 

ジュリア・オーモンド

英国出身のジュリア・オーモンドはプレミア試写会に参加した多くのセレブと同様にレザージャケットを着用。彼女が優れていたのは、そこに赤の差し色を入れたことだ。生来の気品を感じさせる。

 

カイリー・ミノーグ

カイリー・ミノーグはオールブラックのシースルーの衣装を着用。その魅惑的な微笑みと相俟って、プレミア試写会のコーディネートが完成した。

レイ・リオッタ

『タイタニック』のプレミア試写会が行われた当時、レイ・リオッタは43歳だった。つねに自分のスタイルに忠実だった彼だが、残念なことに2002年にこの世を去った。

 

 

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