2021年にこの世を去った有名人

神田沙也加:12月18日
アン・ライス:12月12日
キカ・ドゥキッチ:12月8日
C・J・ハンター:11月29日
二代目中村吉右衛門:11月28日
ヴァージル・アブロー:11月28日
トール・エッコフ:11月26日
ジョーイ・モーガン:11月22日
ヤング・ドルフ:11月17日
ヒース・フリーマン:11月15日
瀬戸内寂聴:11月9日
ディーン・ストックウェル:11月7日
アストロ:11月6日
マリリア・メンドンサ:11月5日
ジェームズ・マイケル・タイラー:10月24日
ピーター・スコラーリ:10月22日
ハリーナ・ハッチンズ:10月21日
コリン・パウエル:10月18日
マーク・ピルチャー:10月3日
アラン・ランカスター:9月26日
ウィリー・ガーソン:9月21日
ジェーン・パウエル:9月16日
クライブ・シンクレア:9月16日
ノーム・マクドナルド:9月14日
ジョルジェ・サンパイオ:9月10日
アート・メトラーノ:9月8日
マイケル・ケネス・ウィリアムズ:9月6日
ジャン=ポール・ベルモンド:9月6日
シッダールト・シュクラ:9月2日
ミキス・テオドラキス:9月2日
デイビッド・パッテン:9月2日
エド・アズナー:8月29日
チャーリー・ワッツ:8月24日
ドン・エヴァリー:8月22日
ゲルト・ミュラー:8月15日
サラ・ハーディング:8月5日
ジェイ・ピケット:8月2日
ダスティ・ヒル:7月27日
ジョーイ・ジョーディソン:7月26日
ビズ・マーキー:7月16日
ロバート・ダウニー・シニア:7月7日
カルロス・ロイテマン:7月7日
リチャード・ドナー:7月5日
ラファエラ・カラ:7月5日
ドナルド・ラムズフェルド:6月30日
ジョニー・ソーリンガー:6月26日
ベニグノ・アキノ三世:6月24日
ジョン・マカフィー:6月23日
ジョアン・リンヴィル:6月20日
リサ・ベインズ:6月14日
ネッド・ビーティ:6月13日
ケヴィン・クラーク:5月26日
ポール・ムーニー:5月19日
フランコ・バッティアート:5月18日
チャールズ・グローディン:5月18日
エリック・マクルーア:5月2日
オリンピア・デュカキス:5月1日
マイケル・コリンズ:4月28日
ウォルター・モンデール:4月19日
ヘレン・マックロリー:4月16日
バーナード・L・マドフ:4月14日
ジョセフ・シラヴォ:4月11日
エディンバラ公爵フィリップ殿下:4月9日
ポール・リッター:4月5日
ジェシカ・ウォルター:3月25日
ジョージ・シーガル:3月23日
ジャミル・フレンチ:3月1日
ジョニー・パチェーコ:2月15日
チック・コリア:2月9日
メアリー・ウィルソン:2月8日
ジャン=クロード・カリエール:2月8日
レオン・スピンクス:2月5日
クリストファー・プラマー:2月5日
ダスティン・ダイアモンド:2月1日
ソフィー・ジオン:1月30日
ヒルトン・バレンタイン:1月29日
シシリー・タイソン:1月28日
クロリス・リーチマン:1月27日
ハル・ホルブルック:1月23日
ラリー・キング:1月23日
ハリー・ブラント:1月19日
フィル・スペクター:1月16日
シェルドン・アデルソン:1月11日
タニア・ロバーツ:1月4日
アルベール・ルー:1月4日
神田沙也加:12月18日

昭和の大スター松田聖子を母に、神田正輝を父に持つ彼女は、本人もアイドルの世界に。デビュー以来、何かと母と比べられるのは避けられなかったものの、2014年に『アナと雪の女王』でアナ役の吹き替えを見事にこなしたことで真価を認められました。ところが、今年12月滞在先のホテルで転落、この世を去りました。享年35。

(Photo by Jun Sato/WireImage)

アン・ライス:12月12日

ホラーというジャンルを一変させた小説家として知られるアン・ライス。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の脚本を手がけました。あやかしたちに憂鬱でゴシックな雰囲気とをまとわせた彼女ですが、今年脳卒中でこの世を去りました。享年80。

キカ・ドゥキッチ:12月8日

セルビア出身の有名ゲーマー、キカ。21歳の若さでベオグラードの自宅で亡くなっているのが発見されました。生前のコメントによれば、5年前から執拗な嫌がらせを受け続けていたとのこと。悲報は母親から公表されました。

C・J・ハンター:11月29日

マリオン・ジョーンズの元夫で砲丸投げ選手だったC・J・ハンターは今年52歳でこの世を去りました。死因は不明。 20年前に引退しましたが、彼に基準値の1000倍にあたるナンドロロン陽性反応が出たことから多くのトップアスリートの薬物使用が発覚。有名なバルコ・スキャンダルとなりました。

二代目中村吉右衛門:11月28日

歌舞伎一家に生を受けた二代目中村吉右衛門こと波野辰二郎は、歌舞伎界を引っ張る演技派スターとして活躍。時代物を得意とし、2011年には人間国宝に認定されています。他方では映画や舞台にも出演するなど幅広く活動していましたが、今年に入って体調が悪化、心不全のため77歳で逝去しました。

(Photo by Gilbert TOURTE/Gamma-Rapho)

ヴァージル・アブロー:11月28日

ストリートウェアとラグジュアリーを組み合わせ過去10年のファッションを変えたデザイナー、ヴァージル・アブロー。2年前からガンを患っていることを伏せていましたが、今年41歳で世を去りました。闘病中も制作活動を続け、次世代に大きな遺産を残しました。

トール・エッコフ:11月26日

「俺は死んでいない。57歳だ」これは、過激なユーチューバーのエッコフが最後にアップロードした動画のタイトルです。数日後、彼は生まれ故郷ノルウェーで湖に転落し、凍死しました。

ジョーイ・モーガン:11月22日

28歳という若すぎる死の原因は謎に包まれています。『フラワー』(2017年)で輝かしい演技を見せ、ハリウッドで名を挙げつつあった彼の死の詳細については、家族も代理人も口を閉ざしています。

ヤング・ドルフ:11月17日

ラッパーが射殺される事件がふたたび発生。闘病中の叔母を見舞い家族で感謝祭を過ごした後、メンフィスのクッキーショップを出たところで凶弾に倒れました。享年36。

ヒース・フリーマン:11月15日

テキサス州オースティンの自宅で寝ているうちに息を引き取ったヒース・フリーマン。『ボーンズ』(2005年)シリーズで印象的な悪役ハワード・エップスを怪演して世界的に有名になった彼は、ジーナ・カラーノとウエスタンの撮影を終えたばかりでした。

瀬戸内寂聴:11月9日

恋多き女流小説家として浮名を流すも出家、尼僧となった瀬戸内寂聴。『夏の終わり』で女流文学賞を受賞したことで広く知られるようになり、『花に問え』では谷崎潤一郎賞を獲得しました。晩年まで精力的に活動を続けていましたが、今年、心不全のためこの世を去りました。享年99。

ディーン・ストックウェル:11月7日

ハリウッドの名脇役、ディーン・ストックウェルがこの世を去りました。数多くの商業映画で活躍したほか、デヴィッド・リンチ監督の『ブルー・ベルベット』やヴィム・ヴェンダース監督の『パリ、テキサス』など世界的に評価の高い芸術映画でも存在感を発揮しました。享年85。

アストロ:11月6日

イギリスのレゲエバンドUB40の生みの親、アストロも今年64歳でこの世を去りました。公式発表によれば「短い闘病生活を経て」亡くなったとのこと。本名はテレンス・ウィルソンですがアストロの異名で知られ、「Falling in Love with You」など名曲のボーカルを務めました。

マリリア・メンドンサ:11月5日

ブラジルを代表するシンガーソングライター、マリリア・メンドンサは搭乗していた飛行機の墜落事故でこの世を去りました。

ジェームズ・マイケル・タイラー:10月24日

ドラマ『フレンズ』でセントラルパークのウェイター、ガンター役を演じて有名になったジェームズ・マイケル・タイラー。前立腺癌で亡くなりました。享年59。

ピーター・スコラーリ:10月22日

2年前から白血病と闘っていたピーター・スコラーリは10月に66歳で逝去。『Bosom Buddies』のヘンリー・デズモンド役でトム・ハンクスと共演して広く知られ、エミー賞に3回ノミネート、その後ドラマ『Girls』のタッド・ホルヴァート役でプライムタイム・エミー賞を獲得しました。

ハリーナ・ハッチンズ:10月21日

惜しい人がまた一人、この世から失われました。ウエスタン映画『ラスト』の撮影中、アレック・ボールドウィンが手にしていた小道具の銃に実弾が装填されていたためハリーナ・ハッチンズは胸に被弾。享年 42。世界有数のカリスマ撮影監督でした。

コリン・パウエル:10月18日

新型コロナウイルスの合併症でこの世を去ったパウエル元アメリカ国務長官。享年84。多発性骨髄腫(血液ガンの一種)に加えパーキンソン病も患っていました。イラク戦争で大きな役割を果たし、世界的に名を知られました。

マーク・ピルチャー:10月3日

イギリスのヘアスタイリスト兼メイクアップアーティストとして知られるマーク・ピルチャー。ドラマ『ブリジャートン家』のヘアスタイリストとしてプライムタイム・エミー賞を獲得したほか、2018年には映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』でオスカーのメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされました。エミー賞の受賞からわずか数週間後、新型コロナウイルスの犠牲になりました。

アラン・ランカスター:9月26日

伝説的ロックバンド、ステイタス・クォーの生みの親の一人、アラン・ランカスター。作曲家、ベーシスト、時にはボーカルも務めたことで知られています。多発性硬化症を患い長い闘病生活の後、72歳で逝去。

ウィリー・ガーソン:9月21日

テレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のスタンフォード・ブラッチ役として知らない人はいないほど有名になったウィリー・ガーソン。数多くのテレビドラマや映画に出演し、晩年は膵臓ガンによる健康状態の悪化で引退していました。享年57。

ジェーン・パウエル:9月16日

歌手・ダンサー・女優として活躍したジェーン・パウエル(本名、スザンヌ・ロレーヌ・バース)。『掠奪された七人の花嫁』のミリー役で歴史に名を残しました。晩年は演劇とテレビを中心に活動し、92歳で亡くなりました。

クライブ・シンクレア:9月16日

1980年代にZX Spectrumで家庭用マイコン界に革命を起こしたクライブ・シンクレア。その合理的でコンパクトなデザインはITマニアやゲームファンを熱狂させました。長い闘病生活の後、81歳で逝去。

ノーム・マクドナルド:9月14日

カナダ出身の俳優兼コメディアン、ノーム・マクドナルドは『ウィークエンド・アップデート』の司会者を3年間務め、『サタデー・ナイト・ライブ』では5シーズン活躍して米国テレビ史上に名を残しました。ユーモアの旗手として様々な場で活動しましたが、9年前に白血病の診断を受け61歳でこの世を去りました。

ジョルジェ・サンパイオ:9月10日

大統領としてポルトガルを率いた社会党員ジョルジェ・サンパイオ。リスボン市長を務めた経験もある彼は、亡くなる直前まで世界の人道危機に手を差し伸べ続ける左派連合の先駆者でした。呼吸器不全のため今年81歳で逝去。

アート・メトラーノ:9月8日

『ポリス・アカデミー』シリーズのファンなら誰でも、2作目と3作目に登場したマウザー警部を覚えているでしょう。享年84。

マイケル・ケネス・ウィリアムズ:9月6日

『THE WIRE/ザ・ワイヤー』のオマール・リトル役で伝説になった彼は、ブルックリン・ウィリアムズバーグの自宅で死亡しているのを発見されました。司法解剖によれば死因はフェンタニルをはじめとした薬物の過剰摂取。享年54。

 

ジャン=ポール・ベルモンド:9月6日

ジャン=リュック・ゴダール監督の映画『勝手にしやがれ』が代表作。その後ヌーヴェルヴァーグを代表する映画・舞台俳優として人気を博したジャン=ポール・ベルモンド。1989年のセザール賞で最優秀男優賞に選ばれたものの受賞を辞退。ヴェネツィア映画祭ではキャリア全体に対して金獅子賞を贈られました。享年88。

シッダールト・シュクラ:9月2日

2019年以降で最も有名なボリウッド俳優シッダールト・シュクラ。インドでグーグル検索された有名人のトップ10入りも果たしました。 しかし今年9月2日、ムンバイにあるクーパー病院で心臓発作のため逝去。

ミキス・テオドラキス:9月2日

ギリシャを代表する作曲家・知識人であり、1974年にはギリシャ軍事政権に抵抗する政治闘争でも活躍したミキス・テオドラキス。現代ギリシャ最高の詩をメロディーに乗せた曲をいくつも作曲し、アテネにオーケストラを創設。96歳で急性心筋梗塞のためこの世を去りました。

デイビッド・パッテン:9月2日

ニューヨーク・ジャイアンツ、ワシントン・レッドスキンズ、ニューオーリンズ・セインツ、クリーブランド・ブラウンズ、ニューイングランド・ペイトリオッツで歴戦したNFLのプロアメフト選手。ペイトリオッツではスーパーボウルを三度獲得しました。コロンビア市での自動車事故で亡くなりました。享年47。

エド・アズナー:8月29日

ゴールデングローブ賞5回、エミー賞7回という受賞歴を誇るエド・アズナー。全米映画俳優組合の会長を務めたほか、『The Mary Tyler Moore Show』のルー・グラント役や『カールじいさんの空飛ぶ家』の頑固爺さん役の声優として有名。ロサンゼルスで逝去。享年91。

チャーリー・ワッツ:8月24日

ローリング・ストーンズの伝説的ドラマー。ミック・ジャガー、キース・リチャーズとともに、ロック史上もっとも活動期間の長いバンドで活躍、1963年から今年8月にロンドンで亡くなるまで音楽活動を続けました。死因はガンに起因する疾患。

ドン・エヴァリー:8月22日

弟のフィル・エヴァリーが2014年に肺疾患のため74歳で亡くなって以来、ドン・エヴァリーはエヴァリー・ブラザーズの最後の生き残りになっていました。テネシー州ナッシュビルの自宅で逝去。死因は公表されていません。

ゲルト・ミュラー:8月15日

サッカーファンの間では「デア・ボンバー」の愛称で親しまれてきたゲルト・ミュラー。2008年にアルツハイマー病と診断されて以来カメラから遠ざかり、今年75歳でこの世を去りました。ブンデスリーガで史上最多ゴールを決めたストライカーで、FCバイエルンとドイツ代表の伝説的人物。

サラ・ハーディング:8月5日

伝説的女性バンド「ガールズ・アラウド」のメンバー。乳がんでこの世を去りました。享年39。

ジェイ・ピケット:8月2日

人気名脇役として30年以上ハリウッドで活躍しましたが、ウエスタン映画『トレジャー・バレー』の撮影で馬に乗り、撮影開始を待つ間に急逝しました。享年60。死因は公表されていませんが、心臓発作と考えられています。

ダスティ・ヒル:7月27日

フランク・ベアード、ビリー・ギボンズとともに伝説的バンドZZトップを結成したカリスマミュージシャン、「ひげ」のヒル。ベーシスト兼リードボーカルとして活躍しました。2000年にC型肝炎と診断され健康上の不安を抱えていたため、ZZトップは50年以上の歴史で初めて、今年7月にヒル不参加のコンサートを決行。ヒルは同月にヒューストンでこの世を去りました。享年72。

ジョーイ・ジョーディソン:7月26日

アメリカのメタルバンド、スリップノットの創設メンバーで作曲に加えドラマーとして活躍。自宅で寝ているときに46歳の若さで急逝。急性横断性脊髄炎を患っていましたが、死因は公表されていません。

ビズ・マーキー:7月16日

ラッパー・DJ・ヒューマンビートボックス・レコードプロデューサー・コメディアン・俳優として活躍し、多くのリアリティショーにも参加したビズ・マーキー。「Just a Friends」など人気シングルで知られる彼は、ヒップホップ界の「ピエロ王子」と呼ばれていました。糖尿病のため57歳で逝去。

ロバート・ダウニー・シニア:7月7日

俳優・映画監督として『Putney Swope』(1969年)などカルト映画を撮影し、息子はロバート・ダウニー・ジュニアとして活躍。長年パーキンソン病を患った後、85歳でこの世を去りました。

カルロス・ロイテマン:7月7日

1972年から1982年までF1ドライバーとして活躍。その後は母国アルゼンチンの政治に取り組み、1995年から1999年まで上院議員を務めました。続いて州知事を2003年まで務め、79歳で亡くなるまで上院議員を3期を務めました。

リチャード・ドナー:7月5日

ハリウッドの伝説的監督・プロデューサーの一人、リチャード・ドナー。『オーメン』(1976年)、『スーパーマン』(1978年)、『リーサル・ウェポン』シリーズ(1987年~1998年)など数々の名作を残しました。今年91歳で逝去。死因は公表されていません。

ラファエラ・カラ:7月5日

イタリア生まれの万能エンターテイナー、ラファエラ・カラ。シンガーソングライター・作曲家・ダンサー・振付師・女優としてイタリアとスペインで活躍しました。LGBTアイコンとしても知られ、『Fiesta』や『Hay que venir al sur』など記憶に残る名曲を世に送り出しました。享年78。死因は本人の意思で公表されていませんが、報道によれば肺癌を患っていたとのこと。

ドナルド・ラムズフェルド:6月30日

ジョージ・W・ブッシュ政権がすすめたイラク戦争の立役者。米国史上もっとも大きな権力を手にした国防長官の一人とされています。骨髄腫のため88歳で逝去。

ジョニー・ソーリンガー:6月26日

ヘビーメタルバンド、スキッド・ロウのボーカルとしてセバスチャン・バックの後任を務め、一躍有名になったジョニー・ソーリンガー。バンドの発表によれば肝不全のため55歳で逝去。 メンバーはインスタグラムに、「ジョニー・ソーリンガーの訃報には心を痛めています。私たちの心は彼の家族、友人、ファンの皆様とともにあります。シンゴ、そっちでもうまくやれよ。それと、スクラッピーによろしく伝えてくれ」と投稿しました。

ベニグノ・アキノ三世:6月24日

フィリピン元大統領ベニグノ・アキノ三世。母のコラソン・アキノは前世紀のピープル・パワー革命で独裁政権を打倒して大統領に就任しましたが、彼女の死を契機に息子も大統領選に出馬、民主主義をモットーに第十五代大統領として共和国を率いました。しかし今年6月、自宅で意識を失い、搬送先の病院で逝去。享年61。

(Photo by J Gerard Seguia/SOPA Images/Light Rocket)

ジョン・マカフィー:6月23日

マカフィーアンチウイルスの創設者として有名なジョン・マカフィー。2020年10月、米国での脱税容疑によりバルセロナ空港で逮捕された後、バルセロナの刑務所で拘留中に死去。米国への送還を待っているところでした。

ジョアン・リンヴィル:6月20日

『スタートレック』や『トワイライト・ゾーン』での印象的な演技で知られる女優ジョアン・リンヴィル。『カッパー・キャニオン』でデビューして以来、映画とテレビの両方で数多くの世界的名作に出演しました。今年6月20日に93歳で逝去。

リサ・ベインズ:6月14日

『カクテル』(1978年)や『ゴーン・ガール』(2014年)などで活躍しましたが、ひき逃げの犠牲になり逝去。映画作品『キュア ~禁断の隔離病棟~」(2016年)のほか、『デスパレートな妻たち』、『シックス・フィート・アンダー』、『ボストン・リーガル』などテレビドラマにも脇役として登場。

ネッド・ビーティ:6月13日

『脱出』(1972年)や『スーパーマン』(1978年)など100を超える映画に出演した名優ネッド・ビーティ。銀幕に欠かせない脇役の地位を確立した彼は、『ネットワーク』(1976年)でオスカー賞にノミネート、エミー賞には2度、MTVムービーアワード最優秀悪役賞およびゴールデン・グローブ賞にもノミネートされました。 享年83。

ケヴィン・クラーク:5月26日

人気作『スクール・オブ・ロック』のフレディ・ジョーンズ役でジャック・ブラックと共演したケヴィン・クラーク。それ以降は映画ではなくミュージシャンとしてシカゴのバンドで活躍していました。 シカゴ・サンタイムズ紙によると自転車で走行中にはねられ、急死したとのことです。

ポール・ムーニー:5月19日

テレビ番組『Chapelle's show』や『サタデー・ナイト・ライブや映画『Bamboozled』などに出演したアメリカ人コメディアン、ポール・ムーニー。心臓発作のため79歳でこの世を去りました。ツイッターに「親友」が亡くなったという投稿してその死を発表したのは、実の娘スプリング・ムーニーでした。 『コメディの父』という愛称で知られるムーニーは、29本の映画で脚本を手がけ、21本の映画でリチャード・プライヤーやエディ・マーフィなど多くのスターと共演しました。

フランコ・バッティアート:5月18日

シチリア島で76年の生涯を閉じたイタリア人音楽家、フランコ・バッティアート。ヨーロッパのポップス界でもっとも多作な万能クリエイターとして大きな成功を収めました。キャリアを通じ、70年代のプログレッシブ・ロック、クラシック、哲学的なポップ、エスニック音楽まであらゆるスタイルを取り入れ、「Centro di Gravità permanente」など一世を風靡する曲を多く生み出しました。近年はアルツハイマー病を患っていました。

チャールズ・グローディン:5月18日

チャールズ・グロンディンは『ベートーベン』(1992年)とその続編(1993年)で父親役を演じ、『ハートブレイカー』(1972年)で実力が認められた俳優。コメディ作品を中心に活躍し、『ふたり自身』(1972年)、『天国から来たチャンピオン』(1978年年)、『ミッドナイト・ラン』(1988年)など数々の名作映画で素晴らしい演技を披露しました。長年、骨髄腫を患っておりコネチカット州の自宅で逝去しました。

エリック・マクルーア:5月2日

14年間で288レースに参加した元NASCARレーサー、エリック・マクル―アは今年、42歳でこの世を去りました。死因は公表されていませんが、2016年にも健康上の理由でレースを棄権したことがあります。レーサー人生で少なくとも2回脳震盪を起こし、その結果慢性頭痛・吐き気・嘔吐・めまい・光過敏症・うつ病の発作・記憶障害に悩まされていたほか、2019年には腎不全の治療も受けていました。

オリンピア・デュカキス:5月1日

ギリシャ系アメリカ人女優デュカキスは俳優としてキャリアを積み、映画・テレビ・演劇に広く出演。1987年の映画『月の輝く夜に』でアカデミー助演女優賞を受賞して一つの偉業を成し遂げました。また、『ベイビー・トーク』や『陽の当たる教室』などヒット作にも出演。今年89歳でこの世を去りました。死因は公表されていません。

マイケル・コリンズ:4月28日

マイケル・コリンズは、史上初の月面着陸を果たしたニール・アームストロングとバズ・オルドリンのパートナーでした。1969年7月20日、同僚たちが月面に足跡を刻む間、軌道上の指令室に一人残された彼は「史上一番孤独な男」と呼ばれることに。長年のガンで闘病を続けており、今年90歳でこの世を去りました。

ウォルター・モンデール:4月19日

民主党員として1984年にロナルド・レーガンの対立候補として大統領選に立候補したものの、増税を掲げて大敗を喫することに。その数年前、1977年から1981年には激動のジミー・カーター政権時代に副大統領を務めました。今年93歳で逝去。

ヘレン・マックロリー:4月16日

52歳の若さでガンによりこの世を去ったイギリスの女優ヘレン・マックロリー。最近ではイギリスのドラマ『ピーキーブラインダーズ』でポリー・グレイ役を演じており、ドラマファンには馴染み深いことでしょう。それ以前は映画とテレビで活躍、『クイーン』(2006年)のシェリー・ブレア役のほか『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(2009年)でドラコ・マルフォイの母親、ナルシッサ役を演じました。

バーナード・L・マドフ:4月14日

史上まれに見る大規模な詐欺事件の中心人物バーナード・マドフ。事件の被害総額は648億ドルにのぼり、単独犯の詐欺事件としては史上最大です。史上最大規模の「ポンジ・スキーム」(ねずみ講)を展開した罪で2009年に終身刑の宣告を受け服役中でした。老衰のため82歳で逝去。

ジョセフ・シラヴォ:4月11日

イタリア系マフィア役を得意としたシラヴォは、ドラマ『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』のトニーの父親役をはじめ、『The Wannabe』(2015年)や『Witness to the Mob』(1998年)など映画にも出演。最近の作品では『アメリカン・クライム・ストーリー』のシーズン1にてO・J・シンプソン事件の犠牲となるフレッド・ゴールドマン役など。 結腸癌のため66歳で逝去。

エディンバラ公爵フィリップ殿下:4月9日

イギリス女王エリザベス2世に夫として73年間添い遂げ、100歳までわずか2か月を残してこの世を去りました。歴史あるイギリス王家の献身的な王配として数奇な人生を送った公爵は、スキャンダラスで奔放な言動で知られる一方、家族思いで温かみのある人柄でした。

ポール・リッター:4月5日

HBOのドラマ『チェルノブイリ』でソビエト連邦のエンジニア、アナトリー・ディアトロフ役を演じて好評を博したイギリスの映画・演劇・テレビ俳優、ポール・リッター。テレビシリーズ『インスティンクト -異常犯罪捜査-』(2007年)への出演を皮切りに比較的最近知られるようになりましたが、『007 慰めの報酬』(2008年)、『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』(2009年)、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(2009年)でもその演技を見ることができます。脳腫瘍のために54歳で逝去。

ジェシカ・ウォルター:3月25日

ニューヨーク出身のベテラン女優、ジェシカ・ウォルターの印象的な役と言えばシチュエーションコメディー『アレステッド・ディベロプメト』のブルース家の女主人役でしょう。成功のきっかけはクリント・イーストウッド監督の『恐怖のメロディ』(1971年)で主役演じたことで、この作品でゴールデングローブ主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされました。声優としても活躍し、アニメ『恐竜家族』のフラン・シンクレア役や、『アーチャー』ではスターリングの母親でスパイのリーダー、マロリー・アーチャーを演じました。ニューヨークの自宅で逝去。享年80。

ジョージ・シーガル:3月23日

『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』で1967年に最優秀助演男優賞にノミネートされたジョージ・シーガル。その 1年前には『The New Interns』でゴールデングローブ新人賞を獲得しています。映画 『聖バレンタインの虐殺/マシンガン・シティ」(1967年)、『パパはどこ?』(1970年)、『フクロウと子猫ちゃん』(1970年)のほか、テレビドラマ『Just Shoot Me!』(1997-2003年)でもその演技を見ることができます。 2013年以降は『それいけ!ゴールドバーグ家』のアルバート・ソロモン役で再び人気に。今年、心臓の手術を受けたあと87歳でこの世を去りました。

ジャミル・フレンチ:3月1日

カナダのドラマ『Degrassi:The Next Generation』のデイブ・ターナー役で知られるジャミル・フレンチ。その若さに関わらず、Netflixドラマ『サウンドトラック』、『Let's Get Physical』のほか、映画『Boost』(2016年)など多くの作品でその姿を目にすることができます。28歳で逝去。死因は公表されていません。

ジョニー・パチェーコ:2月15日
チック・コリア:2月9日

モダンジャズの大物としてその名を歴史に刻まれるチック・コリア。ピアニストとしての並外れた功績からグラミー賞を23度受賞。ピアノはもちろんキーボードの先駆者でもあり、キャリアを通じ多岐にわたる活躍をしました。フロリダ州タンパベイの自宅で癌のため逝去。享年79。

メアリー・ウィルソン:2月8日

メアリー・ウィルソンは、ビートルズに次いで最も多く1位を獲得したガールズグループ「スプリームス」の結成メンバー。ダイアナ・ロス、フローレンス・バラードとともにボーカルとして活躍しました。最近はミュージシャンの権利を守る活動に力を入れており、今年76歳でこの世を去りました。その数日前、1970年代にガス・ダッジョンと制作した未発表のアルバム『Red Hot』を含む新たなソロ作品を準備していることをユーチューブで発表したばかりでした。

ジャン=クロード・カリエール:2月8日

フランス出身の脚本家。ルイス・ブニュエル監督の映画6本で脚本を手がけたほか、ゴダール、ルイ・マル、ベルランガ、トルエバ、ミロス・フォアマンなど錚錚たる監督と協働しました。ブニュエル監督とは2,000回も一緒に食事をしたことが自慢で、そこから9本の台本、6本の映画、1冊の本(『My last sigh』)が生まれました。スペイン政府はその功績を称え、彼に芸術文化勲章を授与しました。今年パリの自宅で逝去。享年89。

レオン・スピンクス:2月5日

セントルイスの元ボクサー、レオン・スピンクスは、1978年に伝説の王者モハメド・アリを破りヘビー級世界チャンピオンに輝き、世界に衝撃を与えました。5年前から前立腺ガンや腫瘍と戦っていましたが、ブレンダ夫人に見守られ67歳でこの世を去りました。

クリストファー・プラマー:2月5日

数多くの作品に出演したプラマー。1965年のミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』でゲオルク・ルートヴィヒ・フォン・トラップ大佐を演じたことで一躍有名になりました。さまざまな作品で活躍し、映画賞にも何度かノミネートされた後、2012年には『人生はビギナーズ』(2010年)で助演男優としてゴールデングローブ賞とオスカー賞を勝ち取りました。享年91。

ダスティン・ダイアモンド:2月1日

ドラマ「Saved by the Bell」のスクリーチ役でレジェンドとなったダイヤモンド。ガンのため1月初めにフロリダの病院に入院、 闘病生活を経て2月1日にこの世を去りました。アメリカではテレビの顔としても知られ、ドラマに加え有名人のリアリティ番組にも出演しました。

ソフィー・ジオン:1月30日

スコットランドの歌手でDJのソフィー・ジオンは今年34歳で急逝しました。マドンナ、レディー・ガガ、チャーリー・XCX等のミュージシャンとコラボレーションしたほか、2018年にはトランスジェンダー色を押し出しソロとしてのキャリアをスタートさせたところでした。

ヒルトン・バレンタイン:1月29日

英国のバンド、アニマルズのギタリストとして、エリック・バードン、アラン・プライス、ベーシストのチャス・チャンドラー、ドラマーのジョン・スティールとともに成功を収めました。フォークソング「朝日のあたる家」をアレンジし、アルペジオでロック史上もっとも印象的なイントロを制作しました。享年77。

シシリー・タイソン:1月28日

アフリカ系アメリカ人女優のさきがけとされるシシリー・タイソン。出演作には『サウンダー』(1972年)、『ルーツ』(1977年)、『マーヴァ・コリンズ・ストーリー』(1981年)、『The Woman of Brewster Place』(1989年)、『ヘルプ』(2011年)など黒人女性が活躍する有名映画やドラマがあります。『フライド・グリーン・トマト』(1991年)で見事な演技を披露したほか、近年はテレビドラマ『殺人を無罪にする方法』、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』、『Cherish the Day』などにも出演。また、2018年にアカデミー名誉賞を受け、プライムタイム・エミー賞を3度、トニー賞を1度手にしています。享年96。

クロリス・リーチマン:1月27日

『メアリー・タイラー・ムーア・ショウ』をはじめとするテレビ番組での会陰着を評価され、エミー賞を8つ受賞。2006年にはジュリア・ルイス=ドレイファスと並んで史上最多のエミー賞を獲得した女優になりました。さらに『ラスト・ショウ』でアカデミー賞を受賞。コメディの女王は94歳でこの世を去りました。

ハル・ホルブルック:1月23日

映画史に名を刻む女優、ハル・ホルブルック。映画『大統領の陰謀』(1976年)のディープスロート役で傑出した演技を見せたほか、近年は『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』や『ハワイ5-0』等のドラマにも出演していました。オスカー賞およびトニー賞でノミネート経験があり、エミー賞を5度獲得するなど60年にわたる輝かしい俳優人生を送り、ビバリーヒルズの自宅で逝去。享年95。

ラリー・キング:1月23日

アメリカのマスコミを代表する伝説的司会者、ラリー・キング。政治家からセレブまであらゆる有名人にインタビューしたことで世界的に有名になりました。CNNの人気トークショー『ラリー・キング・ライブ』の司会を務めた25年間を含め、60年のキャリアの中でこなしたインタビューは約50,000回。新型コロナウイルスのため87歳でこの世を去りました。

ハリー・ブラント:1月19日

一世を風靡した元モデルのステファニー・シーモアとビジネスマンの父ピーター・ブラントの間に生まれたハリー・ブラント。Z世代を代表するニューヨークエリートのニューフェイスとして、2015年には兄のピーターと共にMAC社からユニセックス化粧品のブランドを立ち上げ、瞬く間に商業的成功を収めましたが24歳の若さで逝去。家族の発表によれば誤って多量の処方薬を服用したことが原因とのことです。

フィル・スペクター:1月16日

ポップ界で絶大な影響力を誇った大物プロデューサー。60年代にポップミュージックのスタンダードを確立したほか、自らがプロデュースするソウル・グループを世界的なヒットソング工場に仕立てました。その一方で問題行動も多く、女優ラナ・クラークソン殺害の罪で禁固19年を宣告されました。老衰のため81で亡くなりましたが、死の数週間前には新型コロナウイルスと診断されていました。

シェルドン・アデルソン:1月11日

アメリカ・カジノ界の大物シェルドン・アデルソン。カジノ界の世界的重鎮で世界有数の大富豪でもありました。亡くなる数か月前にフォーブスが行ったランキングによれば、275億ユーロの資産を誇るアデルソンは世界の長者番付28位。ラスベガス・サンズ社のオーナーとして、北米の諸都市に加えてマカオとシンガポールにもカジノを所有、マドリードに「ユーロベガス」を建設する構想を立てていました。リンパ腫のためマリブで逝去。享年87。

タニア・ロバーツ:1月4日

ロジャー・ムーアが最後に007を演じた『007/美しき獲物たち』(1985年)でボンドガールこと地質学者ステイシー・サットン役を演じて一躍有名になったタニア・ロバーツ。モデルとしてキャリアをスタートさせ、その後女優として『ミラクルマスター/7つの大冒険」(1972年)などの映画作品や、『チャーリーズ・エンジェル』、『ザット'70sショー』、『イヴ』等のドラマでも活躍。 2020年12月、犬の散歩中に意識を失って入院、今年1月に65歳でこの世を去りました。

アルベール・ルー:1月4日

英国料理を象徴するシェフ、アルベール・ルーも今年85歳でこの世を去りました。ルーは1935年にフランスで生まれ、18歳のときにイギリスに渡り、兄のミシェルとともにロンドンにレストラン「ル・ガヴローシュ」を開店、革命的なイギリス高級料理の先駆者としてミシュラン3つ星を獲得しました。

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