90歳を迎えたソフィア・ローレン:類まれな美貌とキャリアを振り返る
イタリアのローマ出身で、ヨーロッパそしてハリウッドでも活躍する女優ソフィア・ローレンが9月20日に90歳を迎えた。その魅力あふれる姿を画像で追っていこう。
写真は2021年、87歳の時のもの。
1955年、駆け出しのころのソフィア・ローレン。端役で映画に出演するようになった頃で、初々しさを感じさせる。
イタリア出身のマリオ・カメリーニが監督した映画『バストで勝負』(1955年)でマルチェロ・マストロヤンニと共演し、カルメラ役を務めた。
白黒からカラーへの移行期だったため当時の写真にカラーは少ないが、いずれにおいても輝きを放っている。
1955年のイタリア映画『河の女』で、主人公ニイヴェスを演じた頃のソフィア・ローレン。
写真は1958年8月にロサンゼルスで撮影されたもの。国際的に名を知られるようになったばかりの頃だ。
1978年、サスペンス映画『ブラス・ターゲット』をオーストリアで撮影中のショット。
1954年、名車コルベットに乗り込むローレン。
1958年、ロンドンで開催されたキャロル・リード監督『鍵』のプレミアに出席した際に、故エリザベス女王の妹マーガレット王女に謁見。
1955年、夜に開かれるガラパーティへ向けて身支度をととのえるローレン。
1957年、バッキンガム宮殿で故エリザベス女王と女優のジェーン・マンスフィールドが握手した時の写真。マンスフィールドの豊満なバストに視線を送るローレンがキャッチされ、ハリウッドの歴史に残る名シーンとして語り継がれている。
1974年、アラン・ブリッジス監督の『逢いびき』で共演したリチャード・バートンと共に。
キャリア初期の頃の写真。つば広の帽子をかぶり、ピンナップらしいポーズをとっている。
大ブレイクを果たす前、1955年のソフィア・ローレン。パステルカラーに囲まれ、はちきれんばかりの笑顔で。
1959年のショット:ベルリン映画祭で俳優クルト・ユルゲンスと。
1965年、夫のカルロ・ポンティが製作したスパイ映画『クロスポー策戦』のセットにて。
『アラバマ物語』(1962)で、グレゴリー・ペックがアカデミー主演男優賞を受賞した時のもの。ペックの他にジョーン・クロフォードとマクシミリアン・シェルの姿もある。
『ふたりの女』(1960)ではセシラを演じ、アカデミー主演女優賞を受。
1999年、『ライフ・イズ・ビューティフル』で監督・主演・脚本を務めたロベルト・ベニーニにオスカー像を手渡したす瞬間。イタリア出身同士とあり、嬉しさもひとしお。
1960年、ローレンは『ふたりの女』でアカデミー主演女優賞に輝いた。1962年にはイタリアの新現実主義の四大巨匠、マリオ・モニチェリ、フェデリコ・フェリーニ、ルキノ・ヴィスコンティ、ヴィットリオ・デ・シーカの4人が参加したオムニバス映画、『ボッカチオ'70』にも出演。
1963年、マルチェロ・マストロヤンニの隣で微笑むローレン。この2人は何度も共演し、イタリア映画のシンボルとなった。
1965年のプロモーション写真。
1967年に撮影されたもの。ローレンの魅力のひとつである美しい大きな瞳が印象的。
イタリア映画『Doe notti con Cleopatra』(1954年)ではクレオパトラを演じた。メイクアップアーティストたちは彼女の瞳をクレオパトラ風にさらに印象的に仕上げた。
1965年、ポール・ニューマンと共に。ふたりは、ピーター ユスティノフ監督の『レディL』を撮影していた。
ケーリー・グラントと共演するメルヴィル・シェイヴルソン監督の『月夜の出来事』(1958)のプロモーションでポーズをとるローレン。
1957 年、ジーン・ネグレスコ監督の『島の女』撮影中のショット。
1991年のローレン。時が経っても相変わらず魅力的だ。
ギャラリーの最後を飾るのは、2021年に撮影された投げキスをするローレン。