観てはいけない:不吉な出来事に襲われたホラー映画の数々

スクリーンから現実へ
『ポルターガイスト』(1982)
予期せぬ死
早過ぎる死
絞殺死
『エクソシスト』(1973)
何かがおかしい
複数の関係者が死亡
『クロウ/飛翔伝説』(1994)
ブランドン・リーの死
ブルース・リーの息子
『オーメン』(1976)
グレゴリー・ペックを襲った雷
ホテルへの爆撃
映画と同じ悲劇的な死
「オメン」から66.6キロ地点
『ローズマリーの赤ちゃん』 (1968)
病院で見た幻覚
脳損傷により死去
ロマン・ポランスキー
『ザ・リング』(2002)
水浸しになったセット
『エミリー・ローズ』(2005)
不思議な体験
スクリーンから現実へ

ホラー映画はときにフィクションの域を超え、その恐怖がスクリーンを超えて現実のものになることがある。ここではホラー映画に出演した俳優や関係者を襲った説明しがたいできごとを紹介していこう。それは呪いか、それとも偶然なのだろうか?

『ポルターガイスト』(1982)

1980年代の名作ホラーを紹介しよう。霊に自宅を乗っ取られてしまった一家に危険が迫る。霊が狙っているのはただ1人、不運な末っ子キャロル・アンだ。

 

予期せぬ死

この映画は呪われているらしく、俳優陣や撮影スタッフが何人も不幸な目に遭っている。たとえば、主役キャロル・アン役のヘザー・オルークや長女ダナを演じたドミニク・ダンの悲惨で早すぎる死がその例だ。

 

早過ぎる死

ヘザー・オルークの死因は重度の腸閉塞に基づく敗血症性ショックと心停止によるものだった。診断の遅れが病状の悪化を招いた一因だとも言われている。享年12歳。

 

絞殺死

しかし、女優ドミニク・ダンの死はもっと悲劇的なものだった。1982年、元恋人に首を絞められ、昏睡状態に陥ってしまったのだ。その後、病院に搬送されたものの脳死と宣告され、22歳という若さでこの世を去ってしまった。

 

『エクソシスト』(1973)

映画『エクソシスト』のストーリーを知らない方はいないだろう。まるで天使のような少女リーガン・マクニール(リンダ・ブレア)が悪魔に憑りつかれてしまう。リーガンは奇妙な行動を見せるようになり、母と2人きりの平和な日常は突然終わりを告げる。そこで、少女の身体から悪魔を追い出すために、エクソシストの力を借りることになる。

 

何かがおかしい

フィクションのはずだが、作品の恐怖は現実のものになってしまったようだ。1972年に行われた撮影では、火災が発生しセットが炎で包まれた。しかし、悪魔に憑依されたリーガンの寝室だけは、不思議なことに火の手をまぬがれたのだ。

複数の関係者が死亡

現場の火事にとどまらず異常な出来事はスタッフにも及び、ジャック・マッゴーラン(バーク・デニングズ役)、バシリキ・マリアロス(メアリー・カラス役)を含め、9名の制作関係者が映画が公開される前に死去しているのだ。

『クロウ/飛翔伝説』(1994)

結婚式前日に惨殺され、その後あの世から蘇ったロック・ミュージシャン、エリックを演じたのは俳優の故ブランドン・リーだ。神秘的なパワーを手に入れ人間界に戻ったエリックは、白塗りのピエロメイクに黒装束で、自らを殺害した者達への復讐を誓う。

ブランドン・リーの死

映画の撮影中、主人公を演じたブランドン・リーが亡くなるという悲惨な事件が起きた。ガンエフェクトの管理ミスで、空砲だったはずの銃から実弾が発射されブランドンに命中し、若き俳優は息を引き取った。

 

ブルース・リーの息子

若手俳優ブランドン・リーは、同じく俳優であったブルース・リーの息子だ。まるで運命のいたずらのように、父親ブルースもまた映画『死亡遊戯』(1978年)の撮影中に謎の死を遂げている。

 

『オーメン』(1976)

ある裕福な夫妻に息子が誕生するが、生まれて間もなく亡くなってしまう。父親ロバート・ソーン(グレゴリー・ペック)は妻のキャサリン(リー・レミック)に内緒で、出産後に母を亡くした孤児と息子の遺体をすり替えることにする。しかしダミアンと名付けられた赤ん坊は、両親が望むような愛らしい子どもになることはなかった。

 

グレゴリー・ペックを襲った雷

最初に起こった不可解な出来事は、グレゴリー・ペックが撮影のためにロンドンへ向かったときのことだ。そう、搭乗していた飛行機に雷が落ちたのだ。幸いにもグレゴリーに怪我はなかった。

 

ホテルへの爆撃

製作総指揮を務めたメイス・ニューフェルドもまた、ロサンゼルスからロンドンに向かう飛行機の中でトラブルに見舞われることになる。しかしこの後、さらに深刻な事件に巻き込まれる。メイスとその妻が宿泊していたロンドンのホテルでIRA(アイルランドの反英武装組織)による爆弾テロが発生してしまう。幸いなことに、2人に被害が及ぶことはなかった。

映画と同じ悲劇的な死

映画公開を数カ月後に控えたある日、特殊視覚効果を担当したジョン・リチャードソンは、別の映画の撮影中に大きな交通事故にあう。ジョンは妻でアシスタントのリズ・ムーアとともに車を走らせていたが、リズは映画の中の犠牲者と同じように首を切断され悲劇的な死を遂げてしまう。

「オメン」から66.6キロ地点

それに加え、この事故はオランダの街「オメン」から66.6キロの地点で起きたという噂もある。

 

『ローズマリーの赤ちゃん』 (1968)

ニューヨークのアパートに引っ越してきた若い夫婦は、隣人が悪魔崇拝者だということなど知る由もなかった。ローズマリーの妊娠ですべてが始まり、子どもが生まれてから不可解な出来事が相次ぐようになる。

 

病院で見た幻覚

この映画では制作に携わったスタッフのほとんどが何かしら恐ろしい目に遭っている。プロデューサーのウィリアム・キャッスルは撮影終了後に重い腎不全をわずらって入院、病床では幻覚、妄想に苛まれ、「ローズマリー、頼むからナイフを置いてくれ」と叫んだそうだ。

脳損傷により死去

映画のテーマ曲を手掛けた巨匠クシシュトフ・コメダもまた呪われていたようだ。パーティーで転倒し病院に緊急搬送されるが、脳損傷を含む重度の外傷により昏睡状態に陥り、事故の翌年に死亡してしまった。

ロマン・ポランスキー

さらに、映画が公開された翌年の1969年には、ロマン・ポランスキー監督の妻で女優のシャロン・テートがロサンゼルスの自宅で惨殺されるというショッキングな事件が発生。妊娠8カ月のシャロンの命を奪ったのは、カルト指導者チャールズ・マンソンの信者だった。

『ザ・リング』(2002)

ジャパニーズ・ホラー映画『リング』のハリウッドリメイク作品。謎のビデオテープを見た人々が死を予告する電話を受け、その7日後に予言が的中してしまうというあらすじだ。

水浸しになったセット

『ザ・リング』を観た人なら誰でも、ストーリー上「水」が重要な役割を果たしていることに気づいたはずだ。そのため、複数のシーンで水のトリックが使われている。ところが、水を使わない撮影の日に、どういうわけかセットが水浸しになってしまうことがあったという。

 

 

『エミリー・ローズ』(2005)

映画の主役エミリー・ローズを演じるのは女優ジェニファー・カーペンター。悪魔に憑依された少女の物語だ。この映画は悪魔祓いの最中に10代の女性が死亡したドイツの事件(1976年)に基づいている。

 

不思議な体験

ジェニファー・カーペンターは、撮影中に不思議な体験をしたと語っている。たとえば、毎晩眠りにつこうとすると、突然部屋のラジオのスイッチが入るというもの。それが起きるのはいつも「悪魔の時間」と呼ばれる午前3時頃だった。

 

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