見逃せない!:タイムトラベル映画の傑作

過去、現在、そして未来
『素晴らしき哉、人生!』(1946)
『クリスマス・キャロル』(1951)
『タイム・マシン 80万年後の世界へ』(1960)
『猿の惑星』(1968)
『スローターハウス5』(1972)
『ターミネーター』(1984)
『フィラデルフィア・エクスペリメント』(1984)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)
『ターミネーター2』(1991)
『恋はデジャ・ブ』(1993)
『12モンキーズ』(1995)
『ラン・ローラ・ラン』(1998)
『メメント 』(2000)
『マイノリティ・リポート』(2002)
『プライマー』(2004)
『バタフライ・エフェクト』(2004)
『デジャヴ』(2006)
『ミッドナイト・イン・パリ』(2011)
『LOOPER/ルーパー』(2012)
『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』(2013)
『インターステラー』(2014)
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)
『メッセージ』(2016)
『パラドックス』(2016)
『ハッピー・デス・デイ』(2017)
『シー・ユー・イエスタデイ』(2019)
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)
『TENET テネット』(2020)
過去、現在、そして未来

果たして、タイムトラベルは可能なのだろうか?ハリウッドはこのテーマを扱った珠玉の映画を世に送り続けている。そこで今回は、絶対に観ておきたいタイムトラベル映画の傑作を紹介することにしよう。

『素晴らしき哉、人生!』(1946)

次から次へと苦難が襲う人生に絶望した主人公ジョージが、自ら命を絶とうとした時、天使が現れた。過去を辿りもう一つのパラレルワールドをみせることで、主人公に生きる喜びを取り戻す。後のタイムトラベル映画に多大な影響を与えた永遠の名作。

『クリスマス・キャロル』(1951)

ディケンズの名作を映画化した、タイムトラベル映画の傑作。エゴイストな主人公スクルージは、クリスマス・イヴに現れた亡霊によって過去、現在、未来へと旅をし、改心していく。

『タイム・マシン 80万年後の世界へ』(1960)

ジョージ・パルが監督・製作。エロイ族とモーロック族が対立する世界を描き、「タイムマシン」という言葉と世に広めた。

『猿の惑星』(1968)

チャールトン・ヘストン演ずる宇宙飛行士テイラーが、文明的な猿が支配する惑星にタイムトラベルする話。映画やテレビで何度も続編が作られ、SF作品の金字塔とされている。

『スローターハウス5』(1972)

カート・ヴォネガットのベストセラーを映画化、ジョージ・ロイ・ヒルが監督した。主人公ビリーが自分の意志とは無関係に過去、現在、未来を行き来するタイムトラベル的要素に、第二次世界大戦でのトラウマ体験などを組み合わせた。

『ターミネーター』(1984)

2029年、機械と人類は地球の覇権をめぐって壮絶な戦いを繰り広げていた。人類の指導者ジョン・コナーの母親を殺害するために、殺人機ターミネーターが1984年に送り込まれる、タイムトラベル映画の頂点に立つ作品のひとつ。

『フィラデルフィア・エクスペリメント』(1984)

検出不可能な船を開発するための海軍の実験のはずが、2人の若い海兵隊員を40年後の未来に送ることになってしまった。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)

長く愛されている3部作の1作目で、世界中でタイムトラベルの大ブームを引き起こした。主人公のマーティ・マクフライとドクことエメット・ブラウン博士、そして改造されたデロリアンは、80年代のポップカルチャーを象徴する存在となった。

『ターミネーター2』(1991)

『ターミネーター』の続編は、前作で悪役だったアーノルド・シュワルツェネッガー演じるT-800型が人間の味方として登場する。ジョン・コナーを殺すために未来からやってきた最新モデルのT-1000型と対決する。

『恋はデジャ・ブ』(1993)

ビル・マーレイ主演のタイムループの王道的作品。主人公のフィル・コナーズは、超常現象に巻き込まれたことで何度目覚めても同じ日を繰り返すようになってしまった。そんな状況の中でどう生きるかをテーマにしたコメディ。

『12モンキーズ』(1995)

人類の99%を死滅させたウイルスの原因を突き止めるために、タイムマシンで過去へと送られる主人公をブルース・ウィリスとブラッド・ピットが演じた。

写真: Universal Pictures

『ラン・ローラ・ラン』(1998)

ローラは恋人のマニが失った10万マルクを20分以内に取り戻さなければならない。タイムループものの隠れた名作で、3つのパターンの異なる結末から成る、跳躍感溢れる作品。

『メメント 』(2000)

モノクロとカラーのシーンで異なる時間軸を扱い、記憶を10分間しか保てないというハンディを背負いながら、妻を殺した犯人を突き止めようとする主人公の姿を描く。クリストファー・ノーラン監督による独創的で複雑、そして巧みな構成が見物だ。

『マイノリティ・リポート』(2002)

フィリップ・K・ディックの原作を映画化。警察の犯罪予防課は「プリコグ」と呼ばれる3人の予知能力者の助けを借りて、市民が犯罪を犯す前に阻止するSF映画。

『プライマー』(2004)

ショーン・カルースが製作、脚本、監督、主演を務め、わずか7000ドルの製作費で作成した、映画というよりYoutubeの動画に近い作品。しかし、タイムトラベルの本質をついている。

写真: New Line Cinema

『バタフライ・エフェクト』(2004)

過去の過ちやトラウマを修正しようと、エヴァン・トレボーンは10代だった頃にタイムスリップする。問題は、ささいな行動が将来的に恐ろしい結果を招くということだった。

『デジャヴ』(2006)

テロを未然に防ぐため、捜査官がタイムスリップして、事件のキーとなる女性を救う。二人は恋に落ち、タイムトラベルと恋愛は相容れないものではない事を証明した。

『ミッドナイト・イン・パリ』(2011)

義理の両親や婚約者と共に憧れのパリに滞在中の主人公が、芸術が花開く1920年代のパリにタイムスリップする。ウディ・アレンが監督と脚本を務めたラブコメディ。

 

『LOOPER/ルーパー』(2012)

タイムマシンは開発されているが法律で使用が禁止されている近未来で、犯罪組織が証拠を残さず敵を消し去るために標的をタイムマシンで30年前に送り込む。

写真: Sony Pictures

『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』(2013)

『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス監督が、タイムトラベルとラブコメディを見事に組み合わせた。

写真: Universal Pictures

『インターステラー』(2014)

寿命が尽きかけていた地球に代わって居住可能な惑星を探すために、別の銀河系へとインターステラー(有人惑星間航行)する。

写真: Paramount Pictures

『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)

バイオメカニカル・ロボットのセンチネルによって地球は危機に陥るが、チャールズ・エグゼビアはウルヴァリンの魂を過去に送り込み解決しようとする。

『メッセージ』(2016)

突如地球に降り立った巨大な宇宙船と、解読不能なメッセージを携えた未知なる知的生命体。対話を図り、なぜ地球にやってきたのかを探るうちに、時間が関係していることが判明するSF映画の傑作。

写真: Paramount Pictures

『パラドックス』(2016)

たった1時間の未来への旅が、どんな影響を与えるのか。日本では劇場未公開作品だが、Netflixで配信されている。

写真:Paradox

『ハッピー・デス・デイ』(2017)

マスクを被った謎の人物に殺害される誕生日を何度もループする主人公をジェシカ・ローテが演じた。ホラーとタイムトラベルの珍しい組み合わせ。

写真:Universal Pictures

『シー・ユー・イエスタデイ』(2019)

警察に殺された兄の命を救うために、タイムトラベルを繰り返す少女が主人公のSFドラマ。マイケル・J・フォックスがタイムトラベル装置を作るよう仕向ける科学教師を演じている。

写真:Netflix

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)

世界を救うために1400万分の1の確率の大逆転の方法を見つけだす。それはタイムトラベルを伴うものだった。

写真:Marvel Studios

『TENET テネット』(2020)

クリストファー・ノーラン監督による、複雑で独創的なオリジナル脚本の超大作。第三次世界大戦を防ぐために、主人公が過去にタイムスリップして人類滅亡の危機に立ち向かう。

写真:Warner Bros Pictures

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