50年代の古き良きアメリカを生きる主婦:ヘアスタイルからバスルームまですべて完璧に再現

アメリカの50年代を生きる女性
ミスティ・スノウさん
「ドメスティック・エンジニア」を自称
50年代や60年代の主婦を理想視
50年代の品々を収集
集めた品は実際に使用
いつでも身だしなみを整える
「身支度だけで一日が終わる」
キッチン用品はパイレックス
これでも断捨離済み
スウェットで買い物はしない
「田舎のおばあちゃんの家」
自慢のキッチン
洗濯室はピンク
意外と質素なリビング
裁縫も自分で
ナッシュビル移住一周年
「いつもマシュマロを入れる」
消耗品もヴィンテージ
娘のプロムもとうぜん50年代
猫も変わりもの?
アメリカの50年代を生きる女性

アメリカ、テネシー州のナッシュビルにある女性が住んでいる。本人の年齢は30代後半だが、自らが理想とする1950年代の生活を再現しているのだ。その再現ぶりは驚くほどで、もはや家全体が夢の50年代を守るタイムカプセルと言っても過言ではない。

ミスティ・スノウさん

その生活を送っているのはミスティ・スノウさん。本人のファッションは当然つま先まで50年代風で、家の調度もすべてが50年代の趣味で統一されている。しかも、50年代風の生活はただ見かけだけのものではないのだ。

画像:@mistysnow8 / Instagram

「ドメスティック・エンジニア」を自称

自身のインスタグラムアカウントで、スノウさんは「ドメスティック・エンジニア」を自称している。50年代の主婦がしていたように、家庭に関わることをすべて自分で処理しているからだ。しかも、彼女の場合かつての主婦とは違い自ら進んでその立場を選んでいる。

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50年代や60年代の主婦を理想視

英紙『デイリー・メール』の記事によるとスノウさんは2005年に結婚、子どもも1人いる(いまは成人済み)。同紙によるとスノウさんは「家や自分自身をいつでも美しく保っていた50年代や60年代の主婦たちを理想視している」のだという。

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50年代の品々を収集

スノウさんが50年代の物品を真剣に収集し始めたのは結婚した2005年から。同紙の記事によると、祖母の家にあったと記憶していたものを片っ端から集めていったのだという。

画像:@mistysnow8/Instagram

集めた品は実際に使用

スノウさんが収集した品々はただきれいなだけでなく、実用的でもある。インスタグラムの投稿で「もちろん集めたヴィンテージアイテムは実際に使用します。それしか持っていませんからね」と語ったことも。

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いつでも身だしなみを整える

50年代には一般的だったがいまではすたれた習慣のひとつに、主婦たちがたとえ家から出なくとも髪の毛を整えてばっちりお化粧をしていたというものがある。スノウさんも当然その習慣を自分のものにしており、インスタグラムでもその様子をしばしば公開している。

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「身支度だけで一日が終わる」

とはいえ、スノウさんも認めるように毎日完璧にスタイルを決めるわけにはいかないというのも事実。口紅も付けずにカーラーをつけっぱなしにしたり、Tシャツ姿で歩き回る日もあると書いている。「身支度だけで一日が終わってしまう」と冗談交じりに言ったこともある。

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キッチン用品はパイレックス

キッチン用品のブランドは当然パイレックス。いまの目から見るとなかなか奇抜な柄物も多いが、とにかく頑丈で何十年もの使用にも耐える。『デイリー・メール』紙の記事によると、多い時には400点ほどのパイレックスを揃えていたのだとか。

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これでも断捨離済み

だが、同紙によると、スノウさんはニューヨークからナッシュビルに引っ越したときに断捨離する必要を感じたのだという。その理由も独特で、より「本当の50年代」感を出すためには同じようなものをいくつも持っていてはだめだと気付いたからだという。

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スウェットで買い物はしない

同紙の記事では、スノウさんは自分が奇異の目で見られたり、時にはこっそり無断で写真を撮られたりしているのも気付いているという。だが、スノウさんが50年代を愛しているのは「人々が自分たちの見た目にプライドを持っていて、スウェットで買い物に行ったりしなかったから」なのだ。

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「田舎のおばあちゃんの家」

ナッシュビルの住まいはこのかわいい家で、スノウさんは「田舎のおばあちゃんの家」と呼んでいる。建物自体も20世紀半ばに建てられたものだが、正確には60年代だとか。

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自慢のキッチン

50年代の雰囲気をもっともよく伝えているのはなんといってもキッチンだろう。使われている色や柄、道具類までもが独特で目を引く。好みではないという人も多いかもしれないが、スノウさんに言わせれば、最高に素晴らしくて自分のハートをわき立たせてくれるスタイルが存在するのに、なぜ最新の流行を追わなければならないのか、ということらしい。

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洗濯室はピンク

洗濯室は床から壁まで一面ピンク色だ。あるインスタグラムのコメントでは「今まで見た洗濯室の中で一番かわいい」と大絶賛。

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意外と質素なリビング

リビングは比較的質素に見えるかもしれないが、細々とした調度のひとつひとつに至るまで綿密に考え抜かれており、そこに至るまでの歴史が存在する。こういったスタイルは最近再び流行の兆しが見えてきている。

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裁縫も自分で

スノウさんが着ている服は時にはカーテンなど家の小物と同じ生地を使っており、いったいどこで手に入れているのかと疑問に思った方もいるだろう。その答えは……自分で縫っているのだ。最近では家庭内に裁縫ができる人もずいぶん少なくなっただろうが、スノウさんはこの伝統も守っているというわけだ。

画像:@mistysnow8/Instagram

ナッシュビル移住一周年

2020年には子どもや猫、大事に育てた植物と一緒にナッシュビルに引っ越してきてから一年目のお祝いが開かれた。こちらの写真ではナッシュビルを象徴する建物とともに、スノウさん自慢のファッションでパチリ。

画像:@mistysnow8/Instagram

「いつもマシュマロを入れる」

当然というべきか、スノウさんは食べ物の好みも50年代風。写真に写っているのはピンクのタッパーウェアに入ったピンクのフルーツサラダ。この投稿には「いつもマシュマロを入れます」との文章が添えられていた。

画像:@mistysnow8/Instagram

消耗品もヴィンテージ

料理を作る時に利用する小物類も、キッチンペーパーから洗剤、オーブンシートに至るまですべてヴィンテージ品だ。

画像:@mistysnow8/Instagram

娘のプロムもとうぜん50年代

2018年には、ジュニア・プロム(高校卒業一年前に行われるパーティー)に参加するために50年代ファッションで決めた娘の写真も投稿している。ちなみに、撮影場所はナッシュビルに引っ越す前の家のキッチンだ。

画像:@mistysnow8/Instagram

猫も変わりもの?

スノウ家の猫も少々変わり者で、投稿される写真ではしばしば後ろ足で立っている姿を披露している。これはプードル型の巨大な貯金箱とお揃いのポーズで背比べしている様子だ。

画像:@mistysnow8/Instagram

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