突然クビに:キャストから降ろされてしまった俳優たち

ライアン・ゴズリング
サマンサ・モートン
チャーリー・シーン
エリック・ストルツ
ジャン=クロード・ヴァン・ダム
スチュアート・タウンゼント
ミーガン・フォックス
リチャード・ギア
シルベスター・スタローン
ロバート・ダウニー・ジュニア
ジーナ・カラーノ
クリスチャン・ベール
ロリ・ペティ
ケヴィン・スペイシー
エドワード・ノートン
アネット・ベニング
ニコール・キッドマン
テレンス・ハワード
ジェームス・ピュアフォイ
ライアン・ゴズリング

『ラブリーボーン』(2009年)で勝手な役作りをしてしまったライアン・ゴズリング。彼は自分が演じるジャック・サーモンはもっと太っているべきだと考え、体重を20キロ増やすことにしたのだ。しかし、ピーター・ジャクソン監督の考えは違ったため、さっさとけりをつけることにした:つまり、いきなりゴズリングを役から降ろし、マーク・ウォールバーグにオファーしたわけだ。

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サマンサ・モートン

『her/世界でひとつの彼女』の魅惑的な人工知能型OSは、当初サマンサ・モートンが演じる予定だった。しかし、撮影後の作業中にスパイク・ジョーンズ監督は、彼女の声がホアキン・フェニックス演じる主人公が恋に落ちるようなタイプではないことに気付き、スカーレット・ヨハンソンに吹き替えを依頼した。最終的にサマンサは、人工知能型OSの名前のみに使用された。

チャーリー・シーン

『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』で大成功を収めていたため、彼の常軌を逸した厄介な行動は大目に見られているところがあった。ところが、シリーズの作者、チャック・ロリーを「ピエロ」と呼ぶに至って一線を越えてしまった。 ロリーは『ローリング・ストーン』誌のインタビューに「チャーリー・シーンの解雇は倫理的な問題であって、経済的利益に反していた」と答えたが、実際、シーンの後釜となったアシュトン・カッチャーは前任者の人気に追いつくことができなかった。

エリック・ストルツ

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)は、エリック・ストルツを伝説的主人公マーティ・マクフライ役に据え、すでに5週間にわたって撮影を行っていた。ところが、ロバート・ゼメキス監督は、今更になってこの俳優には役柄に必要なユーモアがないと気付いてしまった。制作陣はスティーブン・スピルバーグの同意を取り付けるなりエリック・ストルツを解雇し、マイケル・J・フォックスと契約したのだ。そして、結果は誰もが知る通り。

ジャン=クロード・ヴァン・ダム

1987年、ジャン=クロード・ヴァン・ダムが『プレデター』でプレデター役に決まったとき、映画の成功は約束されているかに見えた。そして、実際そうだったのだ。彼がエイリアンと本気で向き合い始めるまでは。加えて、スーツの暑さも不満の原因になったほか、スタントマンとも喧嘩してしまったヴァン・ダムだが、すべてはたった2日の出来事だった。結局、ジョン・マクティアナン監督は彼を追放し、ケビン・ピーター・ホールを呼び出した。

スチュアート・タウンゼント

今ではアラルゴン役のヴィゴ・モーテンセン抜きの『ロード・オブ・ザ・リング』など考えられないだろう。けれども、もともとこの伝説的ヒーロー役に決まっていたのはスチュアート・タウンゼントで、モーテンセンの出る幕はなかった。しかし、ピーター・ジャクソン監督がタウンゼントは若すぎると判断したため、配役変更に。

ミーガン・フォックス

ミーガン・フォックスが『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(2011年)の撮影セットでマイケル・ベイ監督と口論したことはもはや伝説になっている。監督はヒロインにできる限り日焼けして体重を4キロ増やすよう要求したが、彼女はそれを拒否したばかりかマイケル・ベイを「ヒトラー」呼ばわりし、「あんな人と仕事をしなくちゃいけないなんて悪夢だ」と言ってのけたのだ。その結果、いきなり役を降ろされロージー・ハンティントン=ホワイトリーと交代させられてしまった。

リチャード・ギア

1974年のリチャード・ギアは80年代以降よりもはるかに反抗的だったようだ。何人もの共演者と喧嘩したり、シルベスター・スタローンのズボンにわざと食べ物をひっかけたりしたため、ついには『ブルックリンの青春』の撮影から追放されてしまったのだ。そのとき彼は25歳で、ペリー・キングが代わりに役を引き継いだ。

シルベスター・スタローン

シルベスター・スタローンが『ビバリーヒルズ・コップ』(1984年)で「ハリウッドのスーパー刑事」、アクセル・フォーリー役を演じることになっていたのはあまり知られていない。しかし、『ロッキー』で大スターに成りあがった彼はあまりにわがままでアクションシーンを要求しすぎたため、制作陣は解雇を決定したのだった。

ロバート・ダウニー・ジュニア

アイアンマンを体現するロバート・ダウニー・ジュニアだが、『アベンジャーズ』のボスになるまでは真面目で模範的なスターだったわけではない。実際、彼は今世紀初めに『アリー my Love』と『アメリカン・スウィートハート』の2つの映画で役を逃したが、2度とも薬物問題が原因だったのだ。

ジーナ・カラーノ

ジーナ・カラーノは「すでにルーカスフィルムのメンバーではないし、将来復帰する予定もない。文化的・宗教的アイデンティティについて人々を侮辱するような彼女のSNSへの投稿は忌まわしく、受け入れがたい」。この発表をもってディズニーは、『マンダロリアン』で2シーズンの間キャラ・デューンを演じたジーナを、SNSでスキャンダラスな政治的メッセージを流し続けることを理由に解雇したのだった。

クリスチャン・ベール

クリスチャン・ベールは『アメリカン・サイコ』(2000年)で伝説的主人公パトリック・ベイトマンを演じることになっていたが、レオナルド・ディカプリオがその役に興味を持ったとき、制作陣はベールをお払い箱にしてレオを雇うことに何のためらいもなかった。結局、ディカプリオの代理人がオファーを断るよう勧めたため、クリスチャン・ベールが無事返り咲くことに。

ロリ・ペティ

ロリ・ペティは、『デモリションマン』(1993年)でレニーナ・ハクスリーを演じ、シルベスター・スタローンの相手役を務めるはずだったのだが…… 興味深いことにウェズリー・スナイプスが登場するセットで目立ったのはロリ・ペティだった。しかし、自分の演じる役に対する不満を遠慮なくぶちまけた結果、サンドラ・ブロックと交代させられてしまった。

ケヴィン・スペイシー

スキャンダルと苦情のせいでシンボリックな役を2つも失う羽目になったケヴィン・スペイシー。まず、Netflixが『ハウス・オブ・カード 野望の階段』でフランク・アンダーウッド役の彼を厳しく追及して解雇したほか、リドリー・スコットは、『ゲティ家の身代金』(2017年)でスペイシーが演じた全シーンをクリストファー・プラマーと再撮影することを決めたのだ。そのときケヴィン・スペイシーの名前がオスカー有力候補として囁かれていたのだが、結局、プラマーが代わりにノミネートされるることに。

 

エドワード・ノートン

マーベル・ユニバースの重要人物になる可能性もあったエドワード・ノートンだが、そのキャリアは道半ばで潰えることに。『インクレディブル・ハルク』(2008年)では脚本家とそりが合わなかったばかりか、プロデューサーや監督とたびたび衝突する扱いにくい性格も加わって、マーベルは『アベンジャーズ』のハルクとして新たにマーク・ラファロを指名した。

アネット・ベニング

『バットマン リターンズ』(1992年)で伝説的ヒロイン、セリーナ・カイル役にもともと指名されていたのはアネット・ベニングだった。ところが、撮影が始まって数週間後、思いがけず妊娠がわかったのだ。当時の特殊効果の技術は未熟だったので、ミシェル・ファイファーと交代することに。

ニコール・キッドマン

『ムーラン・ルージュ』(2001年)の撮影を終えたときニコール・キッドマンは膝を怪我しており、『パニックルーム』(ニックルーム、2002年)の撮影開始までに完治できずにいた。 ヒロイン、メグ・アルトマン役を18日間演じたものの続投困難のため、ジョディ・フォスターに交代せざるを得なかった。

テレンス・ハワード

マーベル・シネマティック・ユニバースでキャリア半ばでドロップアウトした俳優は他にもいる:テレンス・ハワードだ。 『アイアンマン』(2008年)でトニー・スタークの親友、ローディ役に決まった彼には、業界最大手での長いキャリアが約束されているはずだった。しかし、彼の昇給要求はマーベル・スタジオの機嫌を損ねてしまい、「アイアンマン2」では役から外され、ドン・チードルと交代することに。

ジェームス・ピュアフォイ

『Vフォー・ヴェンデッタ』の撮影中、ジェームズ・ピュアフォイはガイ・フォークスの仮面をかぶって6週間を過ごした。しかし、ウォシャウスキー姉妹はジェームズの声では十分に威嚇できないと判断し、代役を探し始めた。結果的に『マトリックス』でエージェント・スミス役を演じたヒューゴ・ウィーヴィングと連絡を取り、ジェームズのすべてのシーンをヒューゴで撮り直すことになった。

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